鶴屋 (福岡県)
株式会社鶴屋(つるや)は、福岡県北九州市八幡東区に本社を置き『八幡饅頭』で知られた製菓会社。 概説千鳥屋グループの親族筋にあたる企業であった。というのも創業者の原田三郎は千鳥屋グループの実質的な祖である原田政雄の実の弟であり、実家での修業・徴兵を経て1930年に独立し、当時の八幡市で開業し『八幡饅頭』を売り出したのが「鶴屋」の始まりである[1]。 第二次世界大戦による戦災と物資不足で一時休業を余儀なくされたものの、再興後は高度経済成長の波に乗って業績を伸ばした。しかしオイルショック以降「鉄冷え」や食習慣の変化による菓子の多様化で売上を年々落としていった。加えて経営者一族や従業員の高齢化、原材料価格高騰なども相まって事業継続が困難となり、2014年2月を以て菓子製造業から撤退した。 その後は残存した本店の土地・建物・資材等を管理する会社として細々と活動している。一方で廃業を惜しんだ『八幡饅頭』のファンである企業経営者が創業者一族や元従業員らを説得し、廃業から7年後に菓子製造業の受け皿となる会社を立ち上げ、“再々興”した[1]。但し、商品の種類は大幅に絞り込んでいる。 沿革
販売していた商品※は、事業承継で復活した商品。 閉店した店舗
事業承継後、本店は同じ場所で営業再開。八幡駅前店は付近一帯が再開発され敷地が「さわらびガーデン」の一部となり、別区画の再開発ビル内にあるスーパーマーケットのテナントという形で事実上営業再開した。その他の店舗は全て完全閉店した。 外部リンク脚注 |