鴨生駅
鴨生駅(かもおえき)は、かつて福岡県嘉穂郡稲築町(現在の嘉麻市)鴨生に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)漆生線の駅(廃駅)である。漆生線の廃止に伴い、1986年(昭和61年)4月1日に廃駅となった[1]。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線を有する地上駅で、木造駅舎(駅前広場あり)を併設する委託駅であった。当駅はかつて設けられていた三井山野炭鉱の玄関駅で、駅東側には石炭積み込みのホッパーが建てられていた。また、当駅から山野炭鉱への貨物支線が何本も分岐していた。 輸送量・収入
駅周辺三井山野炭鉱が稼働している折はその中心地で、駅周辺には山野炭鉱関連施設や炭鉱住宅が多く建てられたが、1973年(昭和48年)の山野炭鉱閉山後は関連施設が解体されるほか、炭鉱住宅が普通の住宅に変わり、住宅街となった。周囲の人口は少なくなかったが、主だってバスの利用が多かったため当駅の利用者は少なかった。
隣の駅脚注関連項目 |