株式会社魚国総本社(うおくにそうほんしゃ)は、大阪府大阪市西淀川区に本社を置く給食関連企業である。
沿革
出典:[1]
- 1914年(大正3年)- 創業者・田所邦雄が、大阪市南区三休橋南詰にて鮮魚と仕出し弁当を商う「魚国商店」を創業。
- 1927年(昭和2年)- 出張賄業に進出。今日の集団給食の草分けとなった。
- 1950年(昭和25年)- 大阪市東区道修町にて「割烹料理魚国」として事業を再開 (現在の魚国ビル所在地)。
- 1951年(昭和26年)- 大阪市東区島町に料亭「大乃や」を開業。
- 1953年(昭和28年)- 株式会社魚国を設立。集団給食を専業とする。
- 1955年(昭和30年)- 東京支店を開設[注釈 1]。
- 1956年(昭和31年)- 名古屋支店[注釈 2]および京都支店[注釈 3]を開設。
- 1957年(昭和32年)- 冨士給食を設立[注釈 4]。
- 1958年(昭和33年)- 高岡出張所[注釈 5]および四日市支店[注釈 6]を開設。
- 1966年(昭和41年)- 大阪魚国株式会社を設立。
- 1969年(昭和44年)- 新大阪うお国株式会社を設立。
- 1972年(昭和47年)- 北海道魚国株式会社を設立。
- 1973年(昭和48年)
- 1976年(昭和51年)
- 大阪市中央区道修町の旧社屋を建て替え、魚国ビルが竣工。
- 魚国総本社食品部が発足、大阪流通センターを開設。
- 1978年(昭和53年)- 九州魚国株式会社を設立(現・九州支社)。ユーライス株式会社を設立。
- 1993年(平成5年)
- 大阪魚国株式会社、新大阪うお国株式会社を合併。
- ユーサービス株式会社を設立。
- 1994年(平成6年)- 名古屋魚国株式会社を合併。
- 1995年(平成7年)- 阪神・淡路大震災に際し、支援活動を実施。
- 1996年(平成8年)- 名古屋工場が竣工。
- 1997年(平成9年)- 大阪市西淀川区に大阪総合センターが竣工。
- 1998年(平成10年)- 阪神魚国株式会社、九州魚国株式会社を合併。
- 1999年(平成11年)-「大乃や」の2階に「リストランテ・イル ピアット」をオープン。
- 2000年(平成12年)- 株式会社大乃やを合併。
- 2001年(平成13年)
- 大阪本部1サイト・名古屋本部3サイトでISO 14001認証を取得
- 魚国ビル1、2階に「カフェルカ」をオープン。
- 2002年(平成14年)- 九州支社1サイトについてISO 14001拡大認証。
- 2003年(平成15年)
- 北海道魚国株式会社・東北魚国株式会社・北陸魚国株式会社・三重魚国株式会社・京都魚国株式会社を合併し、2本部8支社体制へ移行 (大阪本部、名古屋本部、北海道支社、東北支社、東京支社、北陸支社、三重支社、京都支社、中四国支社、九州支社)。
- 東北支社の5サイトにてISO 9001認証を取得。
- 名古屋本部物流センター改築竣工。
- 2005年(平成17年)- 名古屋本部の3サイトについてISO9001:2000拡大認証。
- 2006年(平成18年)- 名古屋本部の6サイトおよび既認証1サイトについてISO9001:2000拡大認証。
- 2008年(平成20年)- 株式会社ドリームワークスを傘下に収める。
- 2011年(平成23年)- 東日本大震災に際し、支援活動を実施。
- 2012年(平成24年)- 株式会社アターブルグリーンレストラン(現・魚国グリーンレストラン)を傘下に収める。
- 2013年(平成25年)
- 創業100周年を機にフードトラック全国キャラバンを開始。
- 株式会社富士微生物研究所を傘下に収める。
- 2014年(平成26年)- 創業100周年を迎える。
- 2015年(平成27年)
- 4月 - 株式会社魚国グリーンレストランを合併。
- 10月 - ユーシーケー株式会社を合併。
- 2016年(平成28年) - 奈良県で受託する2つの保育園と1つの幼稚園の計3か所で、ヒスタミンによる食中毒が喫食者612名のうち65名が顔面紅潮、 発疹・かゆみ、舌先のしびれ(ピリピリとした刺激)などの症状を発症。[2]
- 2018年(平成30年) - 岡山県倉敷市のボートレース場「ボートレース児島」で提供する給食を原因に、約20人の選手が体調不良を発症。[1]
- 2019年(平成31年)
- 3月 - 魚国飲食服務(無錫)有限公司を解散。
- 10月1日 - 株式会社ドリームワークスを吸収合併。[3]
- 2023年(令和5年) - 岐阜県山県市の障害者支援施設「あしたの会自然の家」で提供する給食を原因に、施設利用者と職員計32人が、ノロウイルスによる食中毒を発症[4]。
- 2024年(令和6年) - 名古屋市発注の公立中学校向け給食事業の入札で談合したとして、公正取引委員会から、独禁法違反(不当な取引制限)で、同業社5社と共に、計約3億9000万円の課徴金納付を命じられる。[5]
主な事業所
主な関連会社
- 魚国フードサービス北海道株式会社
- ユーホールディングス株式会社
- ユーサービス株式会社
- 株式会社富士微生物研究所
脚注
注釈
- ^ のち1960年(昭和35年)6月に東京魚国株式会社となる。平成14年10月に分離独立
- ^ 1961年(昭和35年)4月に名古屋魚国株式会社となる。
- ^ 1963年(昭和38年)3月に京都魚国株式会社となる。
- ^ 1979年(昭和54年)10月、阪神魚国株式会社に社名変更。
- ^ 1968年(昭和43年)5月に北陸魚国株式会社となる。
- ^ 1961年(昭和35年)4月に三重魚国株式会社となる。
- ^ 1974年(昭和49年)6月に東北魚国株式会社となる。
出典
- ^ a b “沿革”. 株式会社魚国総本社. 2023年11月8日閲覧。
- ^ “加熱してもダメ イワシのつみれで食中毒 香芝の幼稚園など | 産経新聞 奈良県専売会”. 産経新聞 奈良県伊賀地区専売会 (2016年2月4日). 2024年7月12日閲覧。
- ^ “国税庁 法人番号公表サイト”. www.houjin-bangou.nta.go.jp. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “障害者支援施設でノロウイルス 岐阜・山県、職員ら32人が発症:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年7月12日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年2月26日). “名古屋 給食入札で談合か 6社に計約3億9000万円課徴金の方針 | NHK”. NHKニュース. 2024年6月25日閲覧。
外部リンク