青木あすなろ建設(あおきあすなろけんせつ)は、日本の総合建設会社(ゼネコン)である。髙松コンストラクショングループの子会社[1]。
概要
2004年(平成16年)4月、あすなろ建設と青木建設が合併し青木あすなろ建設が発足。2019年11月株式上場廃止。
事業所所在地
沿革
株式会社青木建設
あすなろ建設株式会社
- 1950年(昭和25年)9月 - 扶桑土木株式会社として設立・創業。
- 1960年(昭和35年)5月 - 小松道路建設株式会社と合併し、小松扶桑建設株式会社と称する。
- 1962年(昭和37年)11月 - 社名を小松建設工業株式会社に改称。
- 1970年(昭和45年)- 水陸両用ブルドーザ工事(下記に記載)第1号を受注。
- 1973年(昭和48年)5月 - 東京証券取引所市場第二部に株式上場。
- 1973年(昭和48年)7月 - 小松舗道株式会社を設立。
- 1974年(昭和49年)4月 - 東京証券取引所市場第一部に指定替。
- 2000年(平成12年)10月 - 株式公開買い付けにより、親会社が小松製作所から髙松建設へ異動。
- 2002年(平成14年)9月 - 青木建設の株式30%を取得。
- 2002年(平成14年)10月 - 社名をあすなろ建設株式会社に改称。あすなろ建設・髙松建設・青木建設の3社でGWA(Green Wood Alliance/3社とも社名が木に由来することから名づけられた)として企業提携。
青木あすなろ建設株式会社
- 2004年(平成16年)4月 - 存続会社をあすなろ建設として、あすなろ建設と青木建設が対等合併し、青木あすなろ建設株式会社となる。
- 2005年(平成17年)10月 - 支払手形を廃止。
- 2006年(平成18年)5月 - 株式取得により、防災土木工事準大手の東興建設株式会社を完全子会社とする。
- 2007年(平成19年)7月 - 中村建設株式会社(愛知県)の社員を受入及び工事を承継。
- 2008年(平成20年)9月 - みらい建設工業株式会社およびみらいジオテック株式会社を完全子会社とする。
- 2010年(平成22年)6月 - 東興建設がみらいジオテック及び大和ロック株式会社を吸収合併し、東興ジオテック株式会社に商号変更。
- 2011年(平成23年)3月 - 東日本復興事業本部を設置し、東日本大震災による災害の復旧・復興に着手。
- 2011年(平成23年)6月 - 新潟みらい建設株式会社(新潟県)を設立。
- 2012年(平成24年)5月 - アビダス(自社分譲マンション事業)第1号物件を分譲。
- 2012年(平成24年)5月 - 株式会社島田組及び株式会社アクセス(いずれも大阪府)を子会社化。
- 2013年(平成25年)8月 - 青木マリーン株式会社を株式交換により完全子会社とする[2]。
- 2017年(平成29年)11月 - 子育てサポート企業の次世代認定マーク「くるみん」を取得。
- 2019年(令和元年)9月 - 親会社の高松コンストラクショングループが株式公開買付けにより96.24%の株式を取得[3]。
- 2019年(令和元年)11月 - 東京証券取引所市場第一部上場廃止[4]。株式売渡請求により高松コンストラクショングループの完全子会社となり[5]、シナジー効果創出によるグループ全体の強化を目指すこととした。
- 2020年(令和2年)3月 - 新型コロナウイルス感染症対策室を設置。
- 2023年(令和5年)5月 - 新社屋竣工(東京都港区)。
歴代社長
青木建設
- ブルドーザー工事社長
- 青木建設社長
あすなろ建設
| この節の 加筆が望まれています。 (2021年6月) |
青木あすなろ建設
主な施工実績
水陸両用ブルドーザ
小松製作所が開発した水陸両用のブルドーザを保有している。主に水中での掘削・押土、岩盤破砕等が可能な特殊車両で、操縦者の安全確保のため無線遠隔操作で行われ、水深7mまでの操作が可能となっており、機体中央の塔のような部分は、内燃機関の煙突である。同機種はすでに生産中止されており、国内に現存するのは青木あすなろ建設が使っている5台のみとなっている。
東日本大震災による大津波で壊されてしまった港や橋を補修するために、そのうちの1台の全パーツをオーバーホールし完全復活。これら一連の活躍は、各種媒体で取り上げられ、さらに、絵本「のっぽのスイブル155」(出版:偕成社、作画:こもりまこと)にもなった。
主な関連会社
不祥事
- 2023年3月、送水路工事の工費を水増し請求したとして2023年4月1日から15日まで東北地方での営業停止を命じられる[6]。その後さらに施工不良を隠蔽するため書類を改ざんしていたことが明らかとなった[7]。
脚注・出典
外部リンク