『電忍アレスタ Nobunaga and his Ninja force』(でんにんアレスタ - ノブナガ・アンド・ヒズ・ニンジャ・フォース)は、1992年11月27日にコンパイルからメガCD用として発売された縦スクロールシューティングゲーム。日本国外では『ROBO ALESTE』のタイトルで発売された[1]。
主人公アレスタを操り、ステージのボスを倒し、クリアしていくシューティングゲーム。全12ステージ。メガドライブのCD-ROMのゲームのなかで珍しくビジュアルシーンが少ない。
タイトルは元々『雷忍アレスタ』であったが、社内アンケートを集計する際に提案者が誤って『電忍アレスタ』と書いてしまい、そのまま会議で通ってしまったため現在のタイトルとなった[2]。
PnP機・メガドライブミニ2への移植にかかわった奥成洋輔によると、日本国内とそれ以外の地域で発売されたバージョンとでは、仕様に若干の差異があるとされている[3]。
登場キャラクター
- 影狼
- 声:緑川光
- 本作の主人公。
- 冴刃
- 声:久川綾
- 本作のヒロイン。
- 鉄
- 声:神谷明
- 本作のライバル。
- アスタロス
- 声:寺瀬めぐみ
- その他
- 声:岸野幸正
- ナレーション
- 声:森山周一郎
移植版
PnP機・メガドライブミニ2への移植にかかわった奥成洋輔によると、セガの北米法人の関係者から本作の収録を勧められた際、奥成が北米版を持っていたことを思い出し、プレイしたところ、仕様の差異に気づき、本作の日本版と北米版の移植が実現した[3]。
スタッフ
- プロデューサー:仁井谷正充
- 企画:ケロル(渡辺孝行)
- プログラマー:TAKIN、山下孝一、じぇみに広野(広野隆行)
- キャラクターデザイン:龍王院弘、大西伸一、高島"グレート"俊介(高島俊介)、ケロル(渡辺孝行)
- メカニックデザイン:龍王院弘、小玉"俺に惚れろ"浩樹(小玉浩樹)
- 絵コンテ:森田時雨(森田健吾)、ゾッド星島、ケロル(渡辺孝行)
- グラフィック:小玉"俺に惚れろ"浩樹(小玉浩樹)、大西伸一、龍王院弘、森田時雨(森田健吾)、弓弦之助
- 効果音:長尾英之助(長尾亮利)
- サンプリング:今末PON(大矢知恵)
- 協力:秋山泰俊、白龍鳳霞、毘沙門天和鳴、果物茶、青二プロ、吉江企画
- 音楽プロデュース、編曲:田中勝巳 (LMS Recordings)
- 音楽:田中勝巳 (LMS Recordings)、嶋崎聡 (sinewave)
- サウンド・レコーディング:LMS Recordings
- マスタリング:HitfactoryJapan (LMS Recordings)
- マルチオーディオ・プロデュース:田中勝巳 (LMS Recordings)
- CDレコーディング・プロセス:VIRTUAL STEREO TREATED
- マニュアルスタッフ:河野上和廣、内海庸一、池田克彦、ゾッド星島、龍王院弘
- スーパーバイザー:じぇみに広野(広野隆行)
- 監督:ケロル(渡辺孝行)
評価
- ゲーム誌『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り19.96(満30点)点となっている[6]。
項目
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キャラクタ |
音楽 |
操作性 |
熱中度 |
お買得度 |
オリジナリティ
|
総合
|
得点
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3.69 |
3.96 |
3.20 |
3.17 |
2.98 |
2.96
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19.96
|
- ゲーム本『メガドライブ大全』(2004年、太田出版)では、「木造の巨大空中戦艦や、家紋入りの装甲列車など、石川賢マンガの徳川スチームパンクに負けない狂ったノリが、自機がデカく画面も狭くステージが長すぎて台なしに」と評している[7]。
- 一方、前述の通り北米版は日本版と仕様が異なるため、奥成が2022年のインタビューで語ったところによると評判が良かったとされている[3]。
脚注
外部リンク