阿知須バイパス
阿知須バイパス(あじすバイパス)は山口県山口市阿知須から同県宇部市東岐波に至る道路(一般国道190号バイパス)である。 概要かつて、国道190号は旧・阿知須町(現・山口市)の中心集落である阿知須(あじす)地区を通過していた[1]。この区間は、宇部市とその東部方面を結ぶ幹線道路として交通量が増大していた上に、歩道のない2車線道路であったことや、踏切を2度交差することから頻繁に交通渋滞が発生し、交通安全上の問題も生じていた[1]。阿知須駅を中心とした沿線地域では市街化が進展しており、現道の拡幅は用地補償費等の増大が想定されたことから、JR宇部線の西側に阿知須地区の市街地を迂回する形でバイパス道路が建設された[1]。 1976年(昭和51年)12月に全線開通し、現在では旧道の通過交通のほとんどがバイパス側に移行している。開通後、バイパス沿線にはサンパークあじすやハイパーモールメルクス宇部といったショッピングセンターをはじめ、ロードサイド店舗が多く立地していった一方で、生活道路となった旧道沿線の市街地には開通前と大きな変化は見られず、旧来の市街地がほぼ更新されることなく残存している。 路線データ
歴史
路線状況全線にわたって2車線であるが、阿知須中学校前交差点付近等は4車線規格で建設されている。2014年現在、バイパス区間の拡幅計画は無いが、事実上山口宇部道路が当バイパスのさらに外側を迂回するバイパスとしての機能を果たしている。 通称この路線は、一般的な道路地図においてバイパス名が記載されていることは少ない。地元住民は「阿知須バイパス」あるいは、単に「バイパス」と呼ぶ場合もある。 地理通過する自治体自然
交差する道路
沿線の主な施設脚注参考文献
関連項目外部リンク |