闇の仕事人 KAGE
『闇の仕事人 KAGE』(やみのしごとにん カゲ)は、ナツメより1990年8月10日にに発売されたファミリーコンピュータ用横スクロールアクションゲーム。北アメリカでは『Shadow of the Ninja』、ヨーロッパでは『Blue Shadow』のタイトルで発売されている。欧米でのみ、2010年にWii用ソフトとして、2014年にニンテンドー3DSおよびWii U用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。 ナツメアタリによりリメイク第4弾として本作が選ばれ『闇の仕事人KAGE Shadow of the Ninja』として開発中である事が発表された[2]。当初2024年春発売予定だったが、延期され2024年8月29日発売となった[3]。日本国内並びにアジア地域における製造・販売はセガが担当する[4]。 本稿では、キャラクターを差し替え『忍者龍剣伝』シリーズとして発売された移植作品『忍者龍剣伝GB 摩天楼決戦』についても併せて記述する。 システム画面左側に体力ゲージ、投擲武器のカウンターがあり、1プレイヤー側は左上、2プレイヤー側は左下に表示される。キャラクター共通の初期数値は体力16。体力数値16は最大値であり、ゲーム中に体力の上限を高める効果は一切存在しない。また、敵キャラクターから受ける被弾ダメージや接触ダメージなどは一律ではない。 基本的には、累積ダメージは次ステージへの持ち越しとなっており、体力の回復は道中のコンテナから入手できる薬でのみ可能。また、残り体力が9以上である場合に限り、攻撃ボタンを数秒押し続ける事により、体力を8ほど消費する見返りに画面上の敵全てに大ダメージを与える『雷の術』を使用できる。 残機制を採用しておらず、穴に落ちた場合は体力の消耗で処理され、画面中の特定のポイントからの即時再開となる。体力ゲージが0になるとゲームオーバーとなり、コンティニュー選択画面に移る。コンティニュー回数は5回までで、ステージのスタート地点からの再開となり、エンドを選択するとタイトル画面に戻る。 プレイヤーは忍者“HAYATE(ハヤテ)”・くノ一“KAEDE(カエデ)”の何れかを操作する。2人同時プレイの場合、操作キャラクターの決定権は1プレイヤー側にのみ存在し、同じキャラクターでの同時プレイは不可。キャラクターによる性能差は存在しない。 忍び道具プレイヤーは道中に点在するコンテナから忍び道具を入手し、それぞれの特性を駆使してステージを進む。同種類の忍び道具の入手によって最大3段階まで強化が可能だが、何らかのダメージを受けると段階的に弱体化する。忍び道具は薬を除いて2系統に分かれ、投擲武器は使用回数がカウンターに表示される。仕様として異なる武器のストックができないため、複数武器の使い分けは不可能。
ストーリーとある惑星に存在する大国アメリカは、強大な軍事力を背景に皇帝“ガルダ”によって独裁体制の下に支配されていた。ガルダ打倒のためにアメリカに乗り込む者も少なくなかったが、一人として帰った者はいない。しかし、ある日厳重な警備網を突破して国境を越えた2つの影があった…。 移植版
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忍者龍剣伝GB 摩天楼決戦
概要1991年にテクモから発売されたゲームボーイ用アクションゲーム。同社の看板作品の一つ『忍者龍剣伝』(1988年)の名を冠しているが、開発はナツメが担当しており音楽やアクション体系の流用など、内容は『KAGE』の大部分をベースにした移植作品である。 テクモシアター作品として開発されたものではないため、ステージ間のシネマディスプレイはない。ストーリーはファミコン版第1作の3年前となる1985年、突如としてあらわれ、アメリカを制圧した皇帝ガルフの軍団に若きリュウ・ハヤブサが挑むというもの。リュウ・ハヤブサの修行時代のエピソードとされ、後年の『NINJA GAIDEN』(2004年)よりも更に過去の出来事となっている。 プレイヤーキャラクターは同シリーズの主人公であるリュウ・ハヤブサとなっている。また、敵キャラクターもボスキャラクターが皇帝ガルダから邪鬼王の配下であるガルフ=ソドーム皇帝に置き換えられている。他にはスパイダー、ジャック、グレゴリー、アレン大佐、風鬼斎といった敵キャラクターが登場。 スタッフ
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脚注
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