鈴木太郎 (コーヒー研究家)
鈴木 太郎(すずき たろう、1969年12月19日 - )は、茨城県勝田市(現・ひたちなか市)出身の実業家・コーヒー研究家。サザコーヒー代表取締役社長[1]。修士(農学)。日本スペシャルティコーヒー協会理事。コロンビア・カウカ県ティンビオ村に25ヘクタールのコーヒー農園を所有し、8万本のコーヒー樹木を栽培している傍コーヒーの育種選抜をおこなっている。現在、筑波大学の農産食品加工研究室に在籍しておりコーヒーの焙煎と保存の研究をしている。 経歴1969年(昭和44年)12月19日、茨城県勝田市(現・ひたちなか市)に生まれた。祖父は勝田宝塚劇場の経営者だった鈴木富治。父はサザコーヒー創業者の鈴木誉志男。県立高校を中退し、プロテスタント系の高校に入り直して留年もしたために高校卒業時には20歳だった[1]。大学浪人生活を経て23歳の時に親のコネで大手商社系コーヒー卸問屋に勤務するが、25歳で東京農業大学に入学していた。大学の専攻は果樹(くだもの)。29歳で卒業後に家業のサザコーヒー入社し父の鈴木誉志男に開設されたサザコーヒー農園があるコロンビアに渡り、コロンビアコーヒー生産者連合(FNC)の品質管理のインターンをした[1]。日本帰国後には徳川慶喜の曾孫である徳川慶朝とともに、大政奉還前に徳川慶喜が飲んだコーヒーを再現した「将軍珈琲」を生み出し日本橋三越本店でのプロモーション活動はサザコーヒーが東京都に進出するきっかけとなった[1]。サザコーヒーの東京進出は、2005年(平成17年)にJR品川駅のエキナカでそこから鉄道駅型の店舗が増えている。2006年(平成18年)には高級品種であるパナマ産ゲイシャを初めて口にし「ブルーベリーやピーチの甘みに、ジャスミンやベルガモットの香り。忘れられない初恋のよう」というほど好印象を抱いたことから[2]、以後はゲイシャの買い付けとコーヒーの美味しさの宣伝に取り組んでいる[1]。また、2008年からコロンビアでサザコーヒー農園の管理をするようになり本格的にゲイシャ品種の栽培に取り組んでいる。2011年にコロンビアに個人で土地を買いトレスエドガリート農園を開園。2020年(令和2年)に50歳で 筑波大学大学院に入学し、農産食品加工研究室で焙煎コーヒー豆の品質について研究している。 テレビ出演
脚注
外部リンク
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