釣石神社
釣石神社(つりいしじんじゃ)は、宮城県石巻市北上町十三浜にある神社で、落ちそうで落ちない巨石が祀られている[1]。 概要石巻市の北東部、新北上川の河口付近の北側にある。「釣石神社」の名の由来は、御神体の巨石をしめ縄で釣りあげていて、今にも落ちそうに見えるところにある[2]。祭神の天児屋根命(あめのこやねのみこと)は、知恵の神様、学業の神様で、ご神体は、断崖に釣り上げられたように見える「釣石」が男の神様で周囲14m、下の巨石が女の神様で、およそ8m×4mある。 巨石は、1978年(昭和53年)の宮城県沖地震でビクともしなかったことから、「落ちそうで落ちない受験の神様」として有名になっていた。更に2011年(平成23年)の東日本大震災で、北上川河口に近い周辺の集落は津波にさらわれ、神社も社務所や鳥居、飾ってあった絵馬などが流されたものの巨石は落ちることはなかった[3]。 縁結び・夫婦円満・子孫繁栄に御利益があるとされているほか、落ちそうで落ちないことから合格祈願・会社の景気支えの祈願、釣の一字から大漁祈願、石が亀の頭によく似ていることから萬年長寿の祈願に参拝者が訪れる。境内地から日本の音風景100選の北上川河口のヨシ原が見渡せることから毎年12月中旬には「ヨシ門松」と、「葦の輪」が飾られる。これには、参拝者がこれをくぐり抜けることで「けがれを祓い身を清め、祈願が成就」して「良い年」になるようにという願いが込められている。 歴史
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