金蝶園総本家(きんちょうえんそうほんけ)とは、岐阜県大垣市に本店のある和菓子店。
大垣市内には郭町に屋号が同じ金蝶園総本家(株式会社金蝶園)があり、かつては事業内容と名前がよく似た金蝶堂総本店が存在した。また、本店のある大垣駅前にも「駅前金蝶園」「駅通り金蝶園」などがあり[1]、しばしば混同される。
概要
大垣市を代表する銘菓[2]「金蝶園饅頭」や水まんじゅうを販売する老舗和菓子店。
金蝶園饅頭は2代目・喜多野弥三郎が1855年(安政2年)に創作した酒元饅頭[2]。現在に至るまで当時の製法が守り続けられており、最も重要な酒元は「饅頭が売り切れても必ず残せ」と伝えられており、毎日継ぎ足し受け継がれている[2]。
沿革
- 1798年(寛政10年) - 京都での菓子修行を終えた初代・喜多野弥右衛門が[2]、現在の大垣市船町に「枡屋」を創業。
- 1855年(安政2年) - 金蝶園饅頭を発売。
- 不明(明治) - 現在の場所に移転。
- 1945年(昭和20年) - 創業当時の店舗が戦災によって焼失。
- 1951年(昭和26年) - 店舗(現在の大垣駅前本店)を再建[3]。
- 2007年(平成19年) - 製造拠点を宮町工場に移転。
- 2011年(平成23年)11月20日 - 大垣駅前本店が大垣市景観遺産に選定される[3]。
- 2021年(令和3年)9月1日 - 株式会社金蝶園総本家へ改組。
商品
- 通年菓子
- 金蝶園饅頭
- ふわふわ
- あんほわ
- かりんとう饅頭
- 金蝶園最中
- 芭蕉餅
- 大垣あんぱん饅頭
- 三輌軕
- 金蝶園かすていら(1本、カット)
- 喜多野
- まろん
- ばたーかすていら
- あんがとう【ショコラ】
- だんらん
- 季節菓子
- 若鮎(4月~10月)
- 水まんじゅう(4月~9月)
- 月替わり水まんじゅう(4月:桜餡、5月:いちご餡 など)
- オオガキ珈琲水まんじゅう
- 巨峰餅(7月~10月)
- 翠峰餅(8月~10月)
- 栗きんとん(9月~11月)
- きんつば(9月~11月)
- いちご餅(11月~5月)
店舗
- 大垣駅前本店(岐阜県大垣市)
- 大垣東店(岐阜県大垣市)
- 赤坂店(岐阜県大垣市)
- イオンタウン本巣店(岐阜県本巣市)
脚注
- ^ 大垣の名水を楽しもう♪ 大垣地域ポータルサイト西美濃、2013年6月14日
- ^ a b c d 各地の菓子店探訪 岐阜県菓子店 金蝶園総本家 お菓子何でも情報館、2011年5月15日
- ^ a b 観光・文化 景観遺産・景観自慢 金蝶園総本家 大垣市
外部リンク