鄭景斗
鄭 景斗(チョン・ギョンドゥ、정경두)は、大韓民国の空軍軍人、政治家。第35代空軍参謀総長、第40代合同参謀議長、第46代国防部長官。最終階級は空軍大将。 職種は飛行(戦闘機操縦士[4])。日本の航空自衛隊幹部学校に留学の経験がある。第35代空軍参謀総長を経て、2017年8月20日より第40代合同参謀議長に就任し、韓国国軍最高位の軍人となった。海軍出身の宋永武国防長官と共に、韓国軍創設以来初めて非陸軍出身者が制服組トップ・国防相の2大要職をすべて占めた[5][6]。2018年8月の内閣改造にて宋永武の後任となる国防長官に指名された[7]。国会の人事聴聞会を経て[8]、同年9月21日、第46代国防部長官に就任した[9][10]。 学歴
軍歴
発言韓国海軍レーダー照射問題2018年に発生した韓国海軍レーダー照射問題を受けて、韓国国防部は日本側から低空飛行による威嚇を4回受けた主張。これに沿って2019年1月26日、鄭景斗は釜山海軍作戦司令部を訪問した際に威嚇飛行を取り上げた上で、「日本は威嚇を認めるどころか、韓国海軍によるレーダー照射を主張し韓国側に謝罪を求めている。これは友好国に対する非常識な言動だ」と非難した[12][13]。 GSOMIA(日韓秘密軍事情報保護協定)関連2019年8月19日、日韓関係が悪化する中に来韓したマーク・エスパー、アメリカ合衆国国防長官と会談。エスパーは、来韓する前に日韓秘密軍事情報保護協定の継続の重要性、必要性についてコメントしていたが、鄭景斗は会談の冒頭から日本政府による韓国向け輸出管理(キャッチオール規制)の厳格化措置について批判し、意見を噛合わせることはなかった[14][15]。同年8月22日、韓国政府は日韓秘密軍事情報保護協定の破棄を発表した。 2019年9月5日、韓国国会予算決算特別委員会全体会議の中で、日韓秘密軍事情報包括保護協定に触れ、「リアルタイムの軍事的効用価値はない」と評価した[16]。 2019年11月17日、訪問先のバンコクで河野太郎防衛大臣と日韓秘密軍事情報包括保護協定に関する会談を行ったが平行線をたどった。会談後の記者会見では「日本の輸出規制措置で、安全保障上の信頼が損なわれたので、協定終了を決めるほかなかった」と語っている[17]。 脚注
|
Portal di Ensiklopedia Dunia