西頴娃駅(にしえいえき)は、鹿児島県南九州市頴娃町牧之内にある、九州旅客鉄道(JR九州)指宿枕崎線の駅である。
頴娃地区の中心に最も近く乗降客が多い。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する列車交換・折返し可能な地上駅。ホーム頴娃方端から駅舎へ構内踏切(遮断機無し)が伸びている。駅舎側が1番のりばとなっている。
小振りなコンクリート製駅舎を備える。山川駅から先で駅舎が残るのは当駅と枕崎駅のみ。駅名標は独自デザインのものに更新されており、開聞岳と池田湖を泳ぐ怪獣イッシーがあしらわれている。
簡易委託駅(但し、土休日・年末年始は無人)。常備券を駅舎内の窓口で販売しており、手売りの入場券が販売されている。
山川駅 - 枕崎駅間で唯一列車交換設備を有し、指宿枕崎線運行上の要となっている。指宿方面から当駅折返し列車が設定されており、2番のりばから発車する。
1980年代のDD16形ディーゼル機関車+12系客車2両+無蓋車トラ7000形改造トロッコ車両3両による臨時トロッコ列車「アドベンチャー号」(後の「TORO-Q」)、2007年頃運転されていた鹿児島中央 - 西頴娃間の普通列車「いせえび号」[3]は、当駅で山川駅方面へ折返していた(前者は機回しも当駅で実施)。
のりば
番線
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路線
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方向
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行先
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備考
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1
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■指宿枕崎線
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上り
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山川・指宿・鹿児島中央方面
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当駅始発は2番線
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2
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下り
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枕崎方面
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利用状況
年度
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1日平均 乗車人員
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1日平均 乗降人員
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2005
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185
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2006
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158
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2007
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130
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255
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2008
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126
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250
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2009
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124
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248
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2010
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124
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245
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2011
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93
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184
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2012
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105
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208
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2013
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76
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149
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2014
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75
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147
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2015
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76
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149
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駅周辺
周辺は頴娃中心街。市役所支所や高校等が近い。
その他
- 過去に土休日に下り片道のみ運行された愛称付普通列車「いせえび号」[3]は現JRにおける日本最南端の愛称付列車であった。この愛称の由来は鹿児島県大隅・薩摩両半島では養殖イセエビ生産が盛んであり、JR九州企画商品「日帰りグルメきっぷ」の当時定番コースであった水成川駅の近くの割烹旅館「いせえび荘」(旅館による当駅からの送迎があった)への行楽の便を狙ったものである。なお、山川駅までは「錦江」等愛称を有する急行や快速列車が多数乗り入れていた(1970年代に枕崎発急行「錦江」が設定されていたことがあるが、枕崎駅 - 当駅 - 山川駅間は普通列車として運転[4]。1985年3月時点では枕崎発快速「いぶすき」が上り1本設定されていた[5])。
- 当駅で使用していた腕木式信号機がJR九州で最後のものであったため、それを記念して門司港駅で保存されている[2]。
隣の駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■指宿枕崎線
- 頴娃駅 - 西頴娃駅 - 御領駅
脚注
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、710頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 「腕木式信号機を保存 JR門司港駅に新名物」『交通新聞』交通新聞社、1996年2月16日、2面。
- ^ a b 『JTB時刻表』2007年4月号、JTBパブリッシング、p.472
- ^ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行歴史地図帳』12号 九州沖縄、新潮社、2011年、p.54
- ^ 国鉄監修『時刻表』1985年3月号、日本交通公社、p.270
関連項目
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外部リンク