西郷村(さいごうむら[1][2])は、佐賀県神埼郡にあった村。現在の神埼市の一部にあたる。
地理
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行により、神埼郡横武村、姉川村、竹村、尾崎村、本告牟田村(一部、後の西小津ヶ里・枝ヶ里を除く)が合併して村制施行し、西郷村が発足[1][2]。旧村名を継承した横武、姉川、竹、尾崎、本告牟田の5大字を編成[2]。
- 1955年(昭和30年)3月31日、神埼郡神埼町、仁比山村と合併し、神埼町が存続して廃止された[1][2]。合併後、神埼町大字横武・姉川・竹・尾崎・本告牟田となる[2]。
地名の由来
江戸時代、当地域が西郷と称されていたため。
産業
- 農業[2]
- 産物:米、大豆、藁細工、木蝋、ソラマメ、陶器、生糸、粟[2]
教育
- 1893年(明治26年)村内の各分校を統合して、横大路尋常小学校、千速尋常小学校を開校[2]。1902年(明治35年)千速校を西郷第一尋常小学校に、横大路校を西郷第二尋常小学校に改称[2]。1908年(明治41年)両校を統合し西郷尋常高等小学校となり大字横武に設置[2]。
- 1913年(大正2年)鶴田に神埼郡地主組合立農産学校が開校[2]。1915年(大正4年)郡立神埼農産学校に改称[2]。1923年(大正12年)県立神埼農学校に改称[2]。(現佐賀県立神埼清明高等学校)
脚注
- ^ a b c 『市町村名変遷辞典』332頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』308頁。
- ^ 「横武〈神埼町〉」『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』728頁。
- ^ 「姉川〈神埼町〉」『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』62頁。
- ^ 「尾崎〈神埼町〉」『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』168頁。
- ^ 「竹〈神埼町〉」『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』416頁。
参考文献
関連項目