西福寺 (西尾市)
西福寺(さいふくじ)は、愛知県西尾市吉良町吉田桐杭27にある浄土宗の寺院。 概要山号は北星山。本尊は阿弥陀如来坐像。江戸時代前期の鐘楼が愛知県指定有形文化財に指定されている。 歴史建長6年(1254年)、北条時頼が諸国を巡遊していた折に創建された[1]。当初は大きな伽藍を持つ天台宗の寺院だったが、元弘元年(1331年)には兵火で焼失した[1]。焼け跡に道全沙弥が草庵を結ぶと、名古屋・熱田の正覚寺から章久養玉上人が泊まった折に、この地で悟りを開いて堂塔を再建した[1]。この際に浄土宗に改宗し、文安元年(1444年)に西福寺と名づけられた[1]。章久養玉上人は草庵の頭上の北斗七星に感見を受け、北星山という山号を与えている[1]。明治4年(1871年)には岡崎の伊賀八幡宮から鐘楼が移築された[2]。 文化財愛知県指定有形文化財
脚注参考文献
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