西本泰承
西本 泰承(にしもと やすつぐ、1986年4月19日 - )は、和歌山県橋本市出身の元プロ野球選手(内野手)。右投左打。 経歴日南学園高時代は、2年時の第85回全国高等学校野球選手権大会、3年時の第76回選抜高等学校野球大会に出場。同学年の蕭一傑とは、高校・大学とチームメイトになっている。 奈良産業大学に進学すると、1年時の春から遊撃手のレギュラーをつかみ1年時の春、4年時の春と2度ベストナインを受賞。プロを志望し、3球団が獲得の意思を示したというが実際には指名されず[1]、独立リーグである四国・九州アイランドリーグの高知ファイティングドッグスに入団。 1年目の2009年は、遊撃手のレギュラーとなり、全80試合に出場し優勝に貢献。俊足を活かした1番打者としてチームを牽引し、3割近い打率を残したことで、ベストナインに選出された[2]。四国・九州IL選抜として出場した8月のフューチャーズとの交流戦では、プロの若手投手を相手に二塁打、三塁打を1本ずつ放つなど活躍した[3][4]。 2010年には、スイッチヒッターに挑戦するも、シーズン終盤に左打席に戻している。 3年目の2011年には、5月に打率.500(40打数20安打)を記録し、月間MVPを受賞するなど[5]、打撃で大きな飛躍を見せ、打率.351(リーグ4位)を記録するが[6]、遊撃手のベストナインは香川の亀澤恭平に譲った。 シーズンオフには海外でのプレーを目指し、カリフォルニアで行われたウィンターリーグに参加[7]。アメリカの独立リーグであるアメリカン・アソシエーションに所属するグランドプレーリー・エアーホッグスの目に留まり、2012年4月25日に移籍が発表された[8]。 米独立球界1年目となる2012年は、シーズン終盤まで打率3割をキープしていた事もあり、遊撃手のレギュラーを不動のものとしていたが、翌年は開幕から打撃不振に陥り、前年よりも出場機会が減少した。同年終了後に退団。12月7日に行われたBCリーグのドラフト会議において、群馬ダイヤモンドペガサスから7巡目で指名され[9]、入団。 2014年6月17日に野手コーチ補佐に就任することが発表された[10]。なお、選手としても引き続きプレーするため、兼任コーチとなる。 2015年からはコーチを辞任し、選手専任で群馬に所属していたが、開幕日の4月11日に任意引退を理由に退団した[11]。その後、5月1日に高知ファイティングドッグスへ復帰した[12]。2016年シーズンは開幕から練習生で、契約選手とならないまま、高知復帰からちょうど1年となる2016年5月1日に退団(任意引退)が発表された[13]。 2017年3月に学生野球資格を回復し[14]、同年と2018年は高野山高等学校の外部コーチを務めた[15]。また、2017年現在は、高知市のヤイロ商事が運営するバッティングセンター「Dome23」の野球部(軟式)に所属していた[16]。 2017年9月に転職し[17]、総合保険代理店であるコア・ライフプランニングの大阪本社に勤務[18]。 プレースタイル・人物打撃面では四国IL時代にシーズン最多HRが1本であったように、パワーで勝負できるタイプではないが、50m5秒台の俊足と選球眼を併せ持つリードオフマンタイプ。 その俊足を活かした守備にも定評があり、エアーホッグスでもほぼ遊撃手のみでの起用となっている[19]。 大西宏明とは高知在籍時から交流があり[20]、その縁で坂口智隆らと共に自主トレを行っている[21]。 2012年9月には、読売テレビ『グッと!地球便 〜海の向こうの大切な人へ〜』に出演した[22]。 詳細情報独立リーグでの打撃成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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