西内 啓(にしうち ひろむ、1981年4月20日[1] - )は、日本の統計家。兵庫県神戸市出身。
東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所客員研究員を経て、現在は、分析サービスを提供する株式会社データビークル[2]の取締役として、社会にイノベーションを起こし[3]、全てのビジネスマンが分析に携われるツールの開発、官民のデータ活用プロジェクトの支援に従事。[4][5]
経歴
人物
父親は外科医[8]。
中学時代は生徒会長とバスケットボール部のキャプテンを兼任[9]。
著書である『統計学が最強の学問である』は、シリーズ累計40万部を超え[10]、2014年度ビジネス書大賞[11]を受賞した。
また、「統計学に関する一般書としては異例の売り上げ部数を記録し、それにより統計学の普及・啓発に寄与した」として、2017年度日本統計学会出版賞を受賞している。[12]
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のアドバイザー。[13]他のメンバーは梅澤高明、冨山和彦、夏野剛、堀江貴文 。
芸能事務所「三桂」とマネージメント提携しており、テレビの報道・情報番組にコメンテーターとして出演している[1]。
研究
- 第50回日本人間ドック学会学術大会において「一次検診単独施設における受診者サービス、特に、地域医療ネットワークの重要性について」共同発表。
- Socioeconomic Status and Health Communication Inequalities in Japan: A Nationwide Cross-Sectional Survey(PLoS ONE 7(7): e40664.)
- Using a Marginal Structural Model to Design a Theory-Based Mass Media Campaign. (PLoS ONE 11(7): e0158328.)[14]
著書
- 『東大の先生が実践する「ロジカル」暗記術』(ぱる出版,2009)
- 『東大の先生が実践する 確率思考のコツ』(ぱる出版,2010)
- 『東大の先生がハーバードで実践した人を動かす技術』(祥伝社,2010)
- 『コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング』(ぱる出版,2010)
- 『理系男子のための恋愛の科学』(秀和システム,2011)
- 『世界一やさしくわかる医療統計』(秀和システム,2011)
- 『コトラーが教えてくれたこと〈2〉女子大生が変えたブラック企業のマーケティング戦略』(ぱる出版,2012)
- 『サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている』(マイナビ新書,2012)
- 『遠藤保仁がいればチームの勝ち点は117%になる データが見せるサッカーの新しい魅力』(ソフトバンク新書,2012)
- 『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社,2013)
- 『1億人のための統計解析』(日経BP社,2014)
- 『統計学が最強の学問である[実践編]』(ダイヤモンド社,2014)
- 『統計学が最強の学問である[ビジネス編]』(ダイヤモンド社,2016)
- 『統計学が日本を救う』(中央公論新社,2016)
- 『統計学が最強の学問である[数学編]』(ダイヤモンド社,2017)
- 『データでもっと儲ける方法』(翔泳社,2019)
共著
- 『シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」』解説(ネイト・シルバー著,日経BP社,2013)
- 『目に見えないもの』(星の王子さまと10人の探究者たち,講談社,2013)
- 『情報社会学概論Ⅱ』(公文俊平、大橋正和 編著,NTT出版,2014)
- 『社会人のためのデータサイエンス入門』[15](土屋隆裕、佐藤整尚、総務省統計局,日本統計協会,2015)
- 『理系に学ぶ』対談(川村元気,ダイヤモンド社,2016)
- 『RESASの教科書』(日経BP社,2016)
監修・編集協力
- 『この世で一番おもしろい統計学』(アラン・ダブニー著、山形浩生訳,ダイヤモンド社,2014)
- 『J.LEAGUE PUB Report 2015』[16](日本プロサッカーリーグ,2015)
出演
- 新週刊フジテレビ批評(フジテレビ,2013.6.15)
- 加藤浩次の本気対談!コージ魂!!(BS日テレ,2013.9.26)
- ベストセラーを講義する(TBS,2014.8.25)
- 社会人のためのデータサイエンス入門[17](gacco、総務省統計局,2015.11)
- 地方創生☆RESASフォーラム2015[18][19](日経ビッグデータラボ、内閣府地方創生推進室,2015.9.15)
- 日本経済がっちりマンデー(TBS,2016.9.11)
- THE NEWS α 木曜レギュラー(フジテレビ,2017.10~2018.3)
- 新・情報7daysニュースキャスター レギュラー(不定期)(TBS,2018.11~)
- スポーツ!一家言調査隊(熊本朝日放送,2019.1.5)
- 報道プライムサンデー(フジテレビ,2019.2.3)
- 上田晋也のサタデージャーナル(TBS,2019.2.9)
- AbemaPrime(AbemaTV,2019.3.6)
掲載
- 『PRESIDENT』(プレジデント社,2010.4.12)
- 『EL GOLAZO』(スクワッド,2012.2)
- 『Sports Graphic Number』(文藝春秋,2013.2.7)
- 『週刊ダイヤモンド』(ダイヤモンド社,2013.3.30)
- 『朝日新聞』(朝日新聞社,2013.4.17,2014.6.14)
- 『新潮45』(新潮社,2013.5)
- 『毎日新聞 東京夕刊』(毎日新聞社,2013.5.28)
- 『SQUET』(三菱UFJリサーチ&コンサルティング,2013.6)
- 『週刊エコノミスト』(毎日新聞社,2013.6.4)
- 『戦略経営者』(TKC,2013.7)
- 『AERA』(朝日新聞出版,2013.7.22,2014.4.28)
- 『UOMO』(集英社,2013.8,2015.3)
- 『日経プレミアPLUS』(日本経済新聞出版社,2013.8.9)
- 『文藝春秋オピニオン』(文藝春秋,2013.11.13)
- 『日経情報ストラテジー』(日経BP社,2013.12)
- 『人生が変わる!読書術』(学研パブリッシング,2013.12.17)
- 『日経ビジネス』(日経BP社,2013.12.23)
- 『THE21』(PHP研究所,2014.2)
- 『ハーバード・ビジネス・レビュー』(ダイヤモンド社,2014.2)
- 『経済セミナー』(日本評論社,2014.2・3)
- 『なるほど統計学園高等部』(総務省統計局,2013)
- 『日経ビッグデータ』連載(日経BP社,2014)
- 『中央公論』(中央公論社,2014.8.9)
- 『日経ビジネスアソシエ』(日経BP社,2014.9.10)
- 『Think!』(東洋経済新報社,2014.10.20)
- 『実践!“超"分析の教科書』(日経BP社,2014.11.17)
- 『明日への統計 2014』(総務省統計局,2014)
- 『統計』[20](日本統計協会,2016.1)
- 『月刊 事業構想』(事業構想大学院大学,2016.5)[21]
- 『日本経済新聞』(日本経済新聞社,2018.6.4)
脚注
外部リンク
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