薔薇色遊覧船
『薔薇色遊覧船』(ばらいろゆうらんせん、Transatlantic Merry-Go-Round)は、ベンジャミン・ストロフが監督し、1934年に制作されたアメリカ合衆国のドラマ映画で、ミュージカルやコメディの要素も盛り込まれている。 あらすじニューヨークを出航した大西洋横断航路の豪華船プログレス号にはラジオの人気者チャド・デンビーが乗り込み、歌手サリーをはじめとする彼の一行が航海中に余興を提供するとあって、乗客を満載していた。その中には宝石泥棒ジミイ・ブレットと、その子分でボーイとしてが乗り込んだショーティ、ブロードウェイのギャングであるリー・ロザー、イカサマ賭博師ジャック・サマーズなどが乗り合わせていた。休暇で客として乗船していたニューヨーク市警のマキニー警部補は、乗船後に財布を盗まれるが、すぐさまブレットが怪しいと睨む。...[1] キャスト
以下は、クレジットなし。
制作ロンドンの喜劇役者であったシドニー・ハワードが招かれて、主要な役を演じた。当初のタイトルは『London Showboat』ないし『Showboat of 1934』であった[2]。 本作中には数多くのミュージカル楽曲が盛り込まれているが、その中には、コーラス・ガールたちが幾何学的パターンに配置されたところを頭上から撮影するバスビー・バークレー風の演出も含まれている。ザ・ボズウェル・シスターズは、「ロック・アンド・ロール (Rock and Roll)」と題された、リチャード・A・ホワイティングとシドニー・クレアが書いた楽曲を歌っており、この表現をポピュラー楽曲に使った最初の例としてしばしば言及されるが[3]、この曲の歌詞における意味は、大洋の波の動きに言及したものである[4]。 脚注
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