草笛草笛(くさぶえ)とは、草木の葉や茎、ポリエチレンで作られたバラン(Baran leaf)を口にくわえて音やメロディーを奏でる楽器。 使用される植物はタンポポ、カラスノエンドウ、ツユクサ、スパティフィラム、シラカシ、サカキなどのほかに、現代の素材ポリエチレンを用いて演奏するバラン(Baran leaf)がある。種類、構造は多彩であり、古来子供の手作りの玩具として親しまれてきた。「うつほ物語」など、中世文学作品にも、草笛への言及がある。かつては、草刈り笛(草刈笛[1])とも呼ばれていた。 草笛の例タンポポタンポポの茎をリコーダー代わりにする。茎を5cm程度に切り、片方を指で軽くつぶす[2]。潰した方を口にくわえ、吹くことにより音が出る。音程は、息の強さ、頬のふくらませ方で変えることにより簡単な曲が演奏できる。 笹笛笹の葉を口に当て、そこから漏れる際に発生する振動で音を出す。音程は息の強さ、頬のふくらませ方で変える。 柴笛葦笛葦の葉から芯を引き抜き、芯をさらにむいて巻いたものを吹く(アシのアブ笛)[2]。 麦笛麦の葉の先端の芯の葉を巻いて吹く。葦笛などより吹き方が容易で、音色も良い。「滑稽雑談」「年波草」など、俳諧の書物にも、麦笛への言及があり、俳諧の季題となっていた。 参考文献脚注出典関連項目
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