芦原 伸(あしはら しん、1946年[1] – )は、日本の紀行作家[2]、ノンフィクション作家、編集者。
略歴
三重県生まれ[1]、本籍は京都府京丹後市峰山町、育ちは名古屋市。名古屋市立菊里高等学校を経て、1965年北海道大学に入学する。1970年、北海道大学文学部(露文科)を卒業[3]。上京後、週刊誌記者などを経て、1972年、鉄道ジャーナル社編集部入社[1]、『旅と鉄道』の創刊期デスクを勤める[1]。
1976年、フリーランスライターとして独立[1]。1979年、創作集団「グループ・ルパン」を主宰[3]。1982年、株式会社ルパンを設立[3]、代表取締役社長に就任。2007年、株式会社天夢人Temjinを設立し、代表取締役社長に就任。2014年『被災鉄道 復興への道』(講談社)で、第40回交通図書賞を受賞[3]。2019年、株式会社天夢人Temjinの会長・相談役を経て退職[3]。
日本旅行作家協会、日本ペンクラブ、日本文藝家協会会員。
全国各地の取材をはじめ、海外取材は65ヵ国を超える[3]。
著作
- 『旅はひとり旅』朝日新聞社、1986年
- 『ニューヨーク歴史紀行』読売新聞社、1987年
- 『渓流紀行 釣りと温泉』東洋経済新報社、1997年
- 『地球鱒釣り紀行』新潮社、1997年
- 『旅をつくる12人の男たち』東洋経済新報社、1999年
- 『栗山村物語』駿河台洋洋社、1999年
- 『アフリカへ行きたい』街と暮らし社、2000年
- 『西部劇を読む辞典』NHK生活人新書 、2003年
- 『西部劇を見て男を学んだ』祥伝社<祥伝社新書>、2006年
- 『風街道 シルクロードをゆく』ダイヤモンド社、2007年
- 『さらば!ブルートレイン〜昭和鉄道紀行』講談社、2008年
- 『鉄道ひとり旅〜郷愁の昭和鉄道紀行』講談社、2008年
- 『ロシア1991、夏』角川学芸出版、2009年
- 『鉄道おくのほそ道紀行』講談社、2009年
- 『60歳からの青春18きっぷ』新潮社、2009年
- 『鉄道シルクロード紀行』朝日新聞出版、2010年
- 『シルクロード鉄道見聞録]』講談社、2010年
- 『ぶらり鉄道、街道散歩』KKベストセラーズ、2010年
- 『どんこうにっぽん縦断 東日本編』枻出版社、2011年
- 『どんこうにっぽん縦断 西日本編』枻出版社、2011年
- 『へるん先生の汽車旅行』集英社インターナショナル、2014年
- 『被災鉄道 復興への道』講談社、2014年
- 『鉄道の聖地 京都・梅小路を愉しむ』天夢人編、PHP研究所、2016年
- 『完全保存版 西部劇を読む事典』天夢人、2017年
- 編『鉄道エッセイコレクション 読み鉄への招待』ちくま文庫、2018年
- 『新にっぽん奥地紀行 イザベラ・バードを鉄道でゆく』天夢人、2018年
- 『西部劇を極める事典』天夢人、2018年
- 『森の教え、海の教え 辺境の旅から』天夢人、2018年
- 『ラストカムイ 砂澤ビッキの木彫』白水社、2019年
- 『北海道廃線紀行 草原の記憶をたどって』筑摩選書、2022年
編集
- 「歴史への招待」日本放送出版協会 (全30巻)
- 「ファミリーアドベンチャー」 (朝日新聞MOOK)
- 「ウィンターアドベンチャー」 (朝日新聞MOOK)
- 「アフリカ原色紀行」 (朝日新聞MOOK)
- 「中国火車旅行」 (朝日新聞MOOK)
- 「ヨーロッパ汽車旅行」 (朝日新聞MOOK)
- 「日本の名酒・酒蔵」 (小学館サライMOOK)
- 「YES」 (JTB) (月刊誌)
- ビジュアル百科「にっぽん川紀行」 (学習研究社) (全30巻)
- 「青春18きっぷの旅」 (JTBパブリッシングMOOK)
編集長
- 「TABIT」 (阪神電鉄・季刊誌)
- 「VACATION」 (Creative's Tank・隔月刊誌)
- コンプリートガイド・シリーズ 「中国の真髄」、「フランスの美しい村」、「イスラムの誘惑」ほか (新潮社)
- 「NATRA(ナトラ)」 (ニューズ出版・月刊誌)
- 「旅ば〜ん」 (JR東日本・月刊フリーペーパー)
- 「鉄道ひとり旅ふたり旅」 (枻出版社)
- 「旅と鉄道」(天夢人発行、朝日新聞出版発売、2011年の復刊より)
- 「SINRA」(天夢人発行、新潮社発売、2014年の復刊より)
脚注
- ^ a b c d e “芦原伸 | 著者プロフィール”. www.shinchosha.co.jp. 新潮社. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “芦原 伸|著者紹介|webちくま”. webちくま. 筑摩書房. 2022年6月21日閲覧。
- ^ a b c d e f “NEWS TOKYO 都政新聞株式会社 | トップインタビュー Vol.140 芦原 伸さん”. www.newstokyo.jp. 2022年6月21日閲覧。
外部リンク