船井学術賞

船井学術賞(ふないがくじゅつしょう)は、日本の科学技術賞。

概要

情報技術、情報科学に関する研究について顕著な功績のあった者を褒賞し、日本の情報技術、情報科学に関する研究の向上発展に寄与することを目的として、船井情報科学振興財団が2001年に創設した賞である。2008年までは「船井情報科学振興賞」であった[1]

受賞対象者は、日本国内の大学あるいは公的研究機関に所属する39歳以下の若手研究者(外国籍を含む)。対象とする分野はエレクトロニクス、メカトロニクス、コンピュータサイエンス、映像情報メディア等にわたる。

その他に、博士号取得後5年以内の研究者を対象とする船井研究奨励賞や、FIT(情報科学技術フォーラム)において、学術または関連事業に対し顕著な業績を上げた者を対象とするFIT船井賞がある。

賞金

船井哲良特別賞1名に対して300万円、その他の受賞者それぞれに対して150万円が授与される。

受賞者

太字は船井哲良特別賞受賞者

  • 2001年度 - 大松繁、金光義彦
  • 2002年度 - 安達千波矢、奥乃博、小島政和、高木友博、富田悦次、西関隆夫
  • 2003年度 - 井上光輝、入江満、木村浩、田村秀行、山村清隆、山本透
  • 2004年度 - 松本眞、金谷健一、徳山豪、寅市和男、西尾章治郎、山浦弘
  • 2005年度 - 西田正吾、青木孝憲、大石進一、川本広行、前野隆司松野文俊
  • 2006年度 - 藤田博之、小野浩司、根元義章、増永良文、向井剛輝、薮上信
  • 2007年度 - 田中克己江崎浩小野輝男、栗村直、小寺秀俊、橋本巨
  • 2008年度 - 青木孝文、黒橋禎夫、外林秀之、染谷隆夫高木剛、松岡広成
  • 2009年度 - 五十嵐健夫、戸川望、本間尚文、首藤一幸、原田博司、牧野和久
  • 2010年度 - 河原林健一、圓道知博、小林研介、齊藤英治、渋谷哲朗、林正人、山下淳、四方博之
  • 2011年度 - 小森雅晴、石鍋隆宏、岡田健一、杉山将、住井英二郎、前田雄介、水口将輝、柳田剛
  • 2012年度 - 木村崇、稲邑哲也、岩瀬英治、大友明、鹿島久嗣、下馬場朋禄、坂東幸浩、平田晃正、古海誓一
  • 2013年度 - 安藤和也、伊野文彦、金井俊光、河野行雄、木寺正平、浜屋宏平、林将光
  • 2014年度 - 杉浦慎哉、青井伸也、今出完、大林武、佐藤琢哉、高見剛、野﨑隆行、山内利宏
  • 2015年度 - 千葉大地、伊藤康一、岡崎直観、加地範匡、関谷毅、田辺克明、湯川正裕
  • 2016年度 - 桂誠一郎、桜庭裕弥、冨岡克広、西山大樹、細井厚志、山﨑俊彦、山本倫久
  • 2017年度 - 伊藤健洋、梅津信二郎、杉本宜昭、水野洋輔、三輪真嗣、山川雄司、山田崇恭
  • 2018年度 - 飯塚哲也、内田健一、大関真之、太田禎生、鈴木健仁、橋田朋子、三浦正志
  • 2019年度 - 竹井邦晴、関剛斎、都甲薫、福田憲二郎、村上隆夫
  • 2020年度 - 武田俊太郎、肥後芳樹、前川卓也、松田信幸、安井隆雄、矢谷浩司、横田知之
  • 2021年度 - 坂上沙央里、清雄一、関真一郎、董冕雄、堀﨑遼一、森本雄矢
  • 2022年度 - 荒瀬由紀、井手上敏也、谷口知大、鄭銀強、鳴海拓志、真栄城正寿
  • 2023年度 - 吉田悠一、五十部孝典、金子健太郎、川上恵里加、月﨑竜童、横矢直人

FIT船井賞

脚注

関連項目

外部リンク