背中合わせのふたり
『背中合わせのふたり』(せなかあわせのふたり)は、石川欣監督の日本映画[1]。2022年11月11日公開。成人映画としてのタイトルは『挑発デリバリー 誰にも言えない裏メニュー』[2]。 概要2022年11月11日に成人向け映画として劇場公開[3]。同年12月13日、「OP PICTURES+フェス2022」の一編としてR15版に再編集され、劇場公開。中年男がファム・ファタールと出会ったと確信するものの、翻弄され続けるというスリリングノワール[4]。 中年男性の純愛物語を意識して脚本は作られた。主人公は片思いを諦めない男=「その日暮らしのどん詰まり人生を送る男」と設定され、メインヒロインにきみと歩実。風俗嬢インコは加藤ツバキが演じる。 舞台あいさつでは監督の石川の新型コロナウイルス感染により、クランクインが2か月遅れになったこと、主演予定だった女優の感染により、きみとが急遽ヒロイン役に抜擢されたことなどが語られた。 2023年10月4日、『背中合わせのふたり』のタイトルでスターボードよりDVD発売[5]。 あらすじ競輪場で一発当て、あぶく銭で金を増やすことに成功したその日暮らしの男・武三。「こんなことならもっと賭けておけばよかった。さあ、この金をどう使おう」と一時的に迷ったものの、悩む時間ももったいないと武三はデリバリーヘルス「宝石レディース」に電話。好みの派手めな風俗嬢・ダイヤを指名する[4]。やがてホテルに入ってきたダイヤだったが、妊娠のつわりで突然嘔吐してしまう[4]。萎えた武三は帰ろうとするが、苦しみながらもダイヤはプレイ代金、せめて交通費だけでもと食い下がる。武三は具合悪そうなダイヤを放っておくわけにもいかず、ひとまず町医者に担ぎ込む。しかしダイヤの状況は悪く、中絶手術を薦められる。中絶同意書を書くため、「親族のサイン」をした武三は、ダイヤの身の上を聞いてみると、500万円の借金があるという。武三は情に流れそうになるものの、建て替えられる金額でもない。やがてダイヤを連れ戻しにデリヘル店長がやってくると、武三に仕事がないなら送迎係になってくれと依頼される。引き受けた武三であったが、今度はダイヤから、東京に行った同郷の親友を見つけ出して欲しいと頼まれる[3]。 登場人物
スタッフ
脚注
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