高原 秀和(たかはら ひでかず、1961年11月5日[1] - )は、日本の映画監督。
来歴
横浜放送映画専門学院中退[2]。18歳からピンク映画の助監督を始め、1985年、弱冠23歳で監督デビュー[2]。その後廣木隆一、中村幻児のもとで助監督を経験し、1990年代に一般劇映画に進出[3]。
劇映画、ドキュメンタリーとジャンルの
垣根を超え活動する。プロレス、ロック音楽ファンとしても知られ、作品に起用、モチーフとした人物を登場させるすることが多く、代表作にも知人の女優、女子プロレスラーを追ったドキュメンタリー作『がむしゃら』がある。
90年代前半にはMAX-A、アトラス21、アリスJAPANなどでアダルトビデオ監督を経験したこともあり、濡れ場の描き方に定評がある。『猥褻ネット集団 いかせて!!』で2003年度ピンク大賞脚本賞受賞[2]。監督作『濡れた愛情 ふしだらに暖めて』がピンク映画ベストテン2019で桃熊賞1位を獲得。
人物
感受性を常に豊かにしていたいという意味で「14歳でいたい」と語っている[4]。
作品
映画(監督作品)
- セクシーアップ桃色乳首(1985年、ミリオンフィルム)- 監督・脚本(吉本昌弘と共同脚本)
- 欲情させられた女(1986年、ミリオンフィルム)- 監督・脚本[5]
- ブルーエクスタシー ザ・過激(1986年、ミリオンフィルム)- 監督・脚本[6]
- 団地妻 W ONANIE(1985年10月26日、にっかつ) - 監督(奥出哲雄と共同監督)
- 童貞物語2 チェリーボーイズ(1988年7月30日、バンダイ)[7]
- 新・同棲時代(1991年9月14日、ヘラルドエース)
- Give me a Shake レディースMAX(1997年3月15日、パル企画) - 監督・脚本
- SHINJUKU LOFT BOOTLEG 1999(1999年11月13日、ビジョンスギモト) - 企画・監督、ドキュメンタリー
- セックスの向こう側 AV男優という生き方(2013年2月23日、マクザム) - 監督・構成・撮影(えのき雄次郎と共同監督) ドキュメンタリー[8][9]
- 制服美少女 先生あたしを抱いて(2004年、国映、新東宝映画)[10]
- ロリ色の誘惑 させたがり(2005年、国映、新東宝映画)[注 1][12]
- がむしゃら(2015年3月28日、マクザム) - 監督・撮影・編集[13]
オリジナルビデオ(監督作品)
- スケバン女教師(1996年)
- マルソウ改造自動車教習所(1996年)
- 喧嘩愚連隊(1998年)
- Zero WOMAN 危ない遊戯(1998年、ビジョンスギモト) - 監督・脚本
- マルソウ改造自動車教習所 疾風怒濤篇(1998年)
- 官能小説夫人(1999年)
- したくてしたくて たまらないOL(2003年、レジェンド・ピクチャーズ)
脚本作品
- 蜜に濡れる女(1984年)
- 猥褻ネット集団 いかせて!!(2003年)
- ガチヤン ヤン女素手喧嘩・復讐篇(2010年、シネポップ)
- ガチヤン ヤン女・美優 天上天下唯我独尊篇(2010年、シネポップ)
映画(出演作品)
- 踊る乳房(1984年/7月13日、にっかつ) -マコト役[17]
- Danger de mort<ダンジェ>(1999年5月8日、ギャガ・コミュニケーションズ)
- ペイン(2001年10月27日、アルゴ・ピクチャーズ) - 大人の玩具屋の2代目店長
舞台
- lovepunk STAGE4 『DEADEND GIRLS』(2010年)脚本・演出
- lovepunk STAGE7『キックアウト!』(2012年)脚本・演出
脚注
注釈
- ^ DVD発売時のタイトルは「せつな」。
- ^ a b 「KING RECORDS presents エロティカ クイーン」レーベル第1弾作品。
出典
外部リンク