聖ヨハネ賛歌聖ヨハネ賛歌(せいよはねさんか)または聖ヨハネの夕べの祈り(せいよはねのゆうべのいのり)とは中世の賛歌のひとつである。階名の由来になったことで知られている。 歌詞歌詞はラテン語で、サッフォー風スタンザ(11音節の詩行が3つと、最後が5音節)で書かれている。 Ut queant laxis (大意)
グイドは、この祈祷文が、聖歌を歌う修道士の教育に適すると考えたと推定される。 階名との関連第1節から第6節まで、その節の最初の音はそれぞれC - D - E - F - G - Aの音になっている。このことからグイド・ダレッツォはこの歌詞の初めの文字を階名として使用しようと考え、第1節から第6節までの歌詞を利用して"Ut - Re - Mi - Fa - Sol - La"の階名を発明した。この聖歌の旋律は、音階を覚えやすくするためにグイドが作曲したとする説もある。 音名が7つあるのに対して階名は6つしか無かったため、音域によって読み替えをする必要があったが、後に"Si"が付け加えられた。 また、"Ut"は発音が容易な"Do"になった。 これにより、現在の階名「ドレミファソラシ」が成立した。 |
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