美唄自動車学校
株式会社美唄自動車学校(びばいじどうしゃがっこう)は北海道美唄市にあるバス事業者、北海道公安委員会指定自動車教習所を運営する企業。 所在地
自動車教習所部門1961年に「美唄自動車練習場」として設立され、1964年に北海道公安委員会の指定を受ける[1]。1979年に校舎を改築し現在の名称となり、ピークとなる1980年頃には約900人の普通免許取得者を数えたが、その後2000年代には半分ほどの取得者に留まり多角化戦略により経営を維持している[1]。 取扱免許教習車両バス事業2003年から貸切バス事業に参入し[1]、「美自校観光バス」として、乗合バス・貸切バス事業を手がけている。路線バス車両は2017年(平成29年)3月31日現在で3台[3]、貸切バス車両は24台[4]登録されている。 自社運行路線のほか、美唄市民バス(一部路線)、奈井江町が運行する奈井江町営バス(2008年4月より)の運行を受託している。 路線バス南美唄線ならびに専大線は、北海道中央バスの美唄市内線撤退に伴い、2005年4月より路線を引き継いで運行しているものである[5]。 南美唄線
一部の便は運行経路が異なる。 専大線(廃止)
平日5往復、土曜3往復運行。日曜・祝日・休校日は全便運休。 専大(専修大学北海道短期大学)が2011年(平成23年)度から学生の募集を停止しており、今後も利用者の減少が見込まれることから、2012年(平成24年)3月末をもって廃止された[6][7]。 月形浦臼線![]() 1日5往復。 北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線(学園都市線)の北海道医療大学駅 - 新十津川駅間が2020年5月6日の運行をもって廃止されることを受け、このうち石狩月形駅 - 浦臼駅の代替として同年4月1日より美唄自動車学校により運行されている路線である[10]。愛称は「かばと~る号」[10]。 車両は専用ラッピング付きのトヨタ・ハイエースを利用する[10]。 浦臼砂川線奈井江駅 - 砂川駅前のみでの区間利用は不可。1日5往復(土休日は4.5往復)運転されるほか、浦臼町営バスが奈井江→浦臼の区間便を平日のみ2本運行する。 この路線はもともと浦臼町営バスの「新うらうす線」として浦臼駅 - 奈井江駅が運行されていたものの、2022年10月1日に運行主体を美唄自動車学校に変更するとともに、運転区間を砂川駅まで延長したものである[11][12]。さらにそれ以前は、ジェイ・アール北海道バスが2003年まで「石狩線」として運行していた路線の一部であった。 もとは全便が美唄自動車学校の運転であった[13]ものの、2024年4月1日のダイヤ改正で、平日のみ2本運行される奈井江→浦臼の区間便は浦臼町営バスでの運行となったほか、「浦臼駅」停留所が「えみる」に改称された[14]。 美唄市民バス→詳細は「美唄市民バス」を参照
貸切バス2003年4月に破産した芦別市の「空知観光バス」の車両5台など7台と2002年3月に廃業した美鉄バスのOB社員により、2003年8月に参入[15]。貸切バス事業は札幌運輸支局管内、旭川運輸支局管内のうち、旭川市、深川市、富良野市、空知郡、雨竜郡、上川郡 (石狩国)、勇払郡での発着が認められている[16][4]。 旅行事業JALセールスの元社員が美自校に入社したことをきっかけに、2008年より「美自校ツアーズ」のブランド名で旅行業に参入[17]。美唄市HOTEL BIJIKO内に本店、岩見沢と千歳に支店を設けている。 ホテル事業
2017年に美唄駅近辺の美唄市東1条南3丁目の市有地と北海道中央バス所有地を取得し5階建37室のホテルを2018年より建設。工事費は約7億円でうち4000万円を国の地域経済循環創造事業交付金と市の補助金で賄った[2]。2020年3月1日に「HOTEL BIJIKO」(ホテル・ビジコー)として開業[18]。ロゴマークは漢字の「美」と五線譜のイメージを掛け合わせ、カラーリングは外装に用いた銅板張りをイメージしたものとした[19]。 1階はフロントと道内食材を用いた和食中心のレストラン、2階はビジネス客向け客室、3階以上は観光客向け客室とし最上階にはアルテピアッツァ美唄に関係する外国人客を想定した安田侃の彫刻作品の写真などを設置した特別室を設ける構造とした[2]。
商業施設事業美唄市東1条南1丁目に商業ゾーン「美唄駅前活性化センター」を2019年11月28日に開設[20]。既存の2階建てビルを「美唄フォレストセンター」として改装し1階に自社運営の駄菓子屋「CANDY」とテナント2店舗・2階に貸室の多目的ホールと和室を設け、新築の平屋建て店舗にハマナスクラブ美唄駅前店とコインランドリーが入居する[21][22]。 関連会社
脚注
関連項目外部リンク |
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