羅田県
羅田県(らでん-けん)は中華人民共和国湖北省黄岡市に位置する県。大別山脈の主峰「天堂寨」(海抜1729.13m)があり、長江と淮河の分水嶺となっていることから、古くから戦略上の要地とされた。栗が名産。 地理羅田県は湖北省東部、大別山脈南麓に位置し、東は英山県、南は浠水県、西は団風県及び麻城市、北は安徽省金寨県と接している。 歴史523年(普通4年)、南朝梁により設置され、県治は現在の石橋鋪付近の魁山とされた。621年(武徳4年)、唐朝は羅田県を廃止し蘭渓県に編入したが、1093年(元祐8年)、宋朝により再設置された。 1234年(端平元年)、モンゴルが羅田県を占拠、県治は鷹山寨(現在の英山県)に遷されている。その後は戦乱により県域は荒廃、1237年(嘉熙元年)には廃止されたが、1275年(徳祐元年)に石橋鋪に再度羅田県が設置された。 行政区画 |