潜江市
潜江市(せんこう-し)は中華人民共和国湖北省に位置する省直轄県級市。 地理湖北省の中部に位置し、天門市・仙桃市・荊州市・荊門市に接する。 歴史夏から周にかけては荊州の地とされ、戦国時代には楚の勢力下に置かれた。前278年、秦が楚のに郢(現在の荊州市荊州区)を占拠すると、潜江は竟陵県の管轄とされた。 潜江に初めて行政区画が設置されたのは前206年である。漢朝は章華台に華容県を設置し、潜江地域の大部分を管轄するようになった。 550年頃、南朝梁は潜江南西部を江陵県に改編、西魏は江陵県より華陵県を分置、北周は華陵県を紫陵県と改称し市南西部がその管轄とな、北東部は竟陵県の管轄とされた。唐代になると紫陵県は江陵県に統合されている。 唐代になると857年(大中11年)、輸税の不便を補うために白伏(現在の市北西部)に白伏巡院を設置し、荊南節度使の管轄とされた。北宋の965年(乾徳3年)、白伏巡院が県に昇格する際に、域内の漢水が長江に流れ込んでいることより「漢出為潜」の意より「潜江」と命名された。 1988年5月、県級市に改編され、更に1994年10月に湖北省直轄市に改編され現在に至る。 中国屈指のザリガニ生産地で、1999年から養殖が始まった。江漢芸術職業学院には「ザリガニ学部」があり、市内中心部には巨大なザリガニモニュメントがある。2022年の同市のザリガニ取引額は2420億円に達する見込み。 行政区画
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