紫とうがらし
紫とうがらし(むらさきとうがらし)は、ナス科の果菜で、奈良県在来のトウガラシの品種である。 歴史100年以上前から奈良市米谷町で農家の自家消費用として栽培されてきたが、一般の市場には出回らず、ほとんど知られていなかった。地元の生産者を中心に普及活動が行われ、2006年(平成18年)12月20日、奈良県から大和の伝統野菜として 「大和野菜」 に認定されたことで知られるようになり、県内各地の農産物直売所でも目にする機会が増えた。[1] 特徴
産地奈良県奈良市、天理市を中心に生産される。 利用法肉厚で熱を加えると 緑色に変色する。辛みはほぼ無く、完熟すると全体に見事な朱色になり甘みが増す。 天ぷら、炒め物、煮物、串焼き、揚げびたし、佃煮などに幅広く使える。 柔らかくて辛くないので、生でも食べることができ、他のトウガラシにはない濃厚でナスのような独特の風味を楽しめる。 地元では「食べた者にしか分からない味」と言われている。 脚注
関連項目外部リンク
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