管理工学研究所
株式会社管理工学研究所(かんりこうがくけんきゅうしょ、Kanrikogaku Kenkyusho, Ltd.、略称: K3, kthree)は、日本のソフトウェア開発会社である。本社を東京都千代田区に持つほか、開発拠点として東京都目黒区に目黒分室を、石川県金沢市と福井県福井市に北陸分室を擁する。創業は1967年(昭和42年)であり、独立系ソフトウェアハウスの中では老舗に入る。 概要1967年に当時、慶應義塾大学理工学部管理工学科の助教授であった関根智明が、自身の研究室の大学院生らとともに創業した[2]。 当初はFORTRANやCOBOLのコンパイラ開発を手がけ[3]、NECのパソコンPC-9800シリーズの処理系である「N88-BASIC(86)」の開発作業の一部も請け負った[4]。 パソコン用OSの主流がMS-DOSであった時代には、ワープロソフト「松」やデータベースソフト「桐」を擁し、ジャストシステムやロータスと肩を並べる有力ソフトメーカーの地位にあった。ロータスの表計算ソフト「Lotus 1-2-3」の日本語化作業も請け負っていた[5]。しかし、1995年にWindows 95が発売されてブームとなり、パソコン用OSがMS-DOSからWindowsに移行した時期にWindows対応が遅れたこと(Windows版「桐」の発売は1997年10月)等の要因により、これらパソコン用ソフトのシェアを失った。 一方で大型日本語組版システムであるEdianシリーズを開発し、1989年に住友金属システム開発を販売元として「SMI EDIAN」をリリースした。同シリーズはその後もリリースを重ね、35年後の2024年現在もNECネクサソリューションズから商品名「SUPER DIGITORIAL/EW」として販売されている。 このEdianの他にも分野別のシステムおよびサービスの提供に注力し、自社IPRをコアとしたビジネスを継続している。 2024年現在、継続的にバージョンアップを行っている「桐」に加えて、分野別のシステム・サービスの開発・提供と、高度エンジニアリングの提供を主軸とした事業展開を行っている。 主な製品分野別システム・サービス
パソコン用ソフト桐を除いて販売を終了した。 モバイル端末用アプリ販売を終了した。
脚注
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