第3回世界U23女子バレーボール選手権
第3回世界U23女子バレーボール選手権(だい3かい せかいユー23(アンダートゥェンティスリー) じょしバレーボールせんしゅけん、英表記: 2017 FIVB Women's U23 Volleyball World Championship)は、2017年9月10日から17日までスロベニアのリュブリャナで開催された、第3回目の世界U-23女子バレーボール選手権である[1]。今大会では新たな競技規則が試行された(後述)。 トルコがホームのスロベニアをストレートで退けて、本大会で初優勝を果たした[2]。銅メダルマッチではブルガリアが4-2でドミニカ共和国を下した[3]。MVPにはトルコのハンデ・バラドゥンが選出されている[4]。 大会形式参加12チームは、各大陸連盟枠2(計10か国)に開催国(スロベニア)およびそれ以外で世界U-23ランキング上位国(中華人民共和国)により決定された[5]。 参加チーム
組み分け開催国(スロベニア)をA組最上位とし、残りのチームはU-23の世界ランキングに基づき、サーペンタイン方式により組み分けを行った。( )内はU-23の世界ランキングである。
競技会場
新競技規則の試行本大会では、現在国際バレーボール連盟が検証を進めている新競技規則が施行されている。もしこの競技規則がすべての大会に採用されるならば、1990年代にラリーポイント制に移行して以来の歴史的な大変革となる[7]。 最大のポイントは、7セットマッチで各セットが15点制(14-14になった場合は、デュースで2点差が付くまで)となる。4-0、4-1、4-2で勝利した場合は勝ち点3、4-3で勝利した場合は勝ち点2、3-4で敗戦した場合は勝ち点1、0-4、1-4、2-4で敗戦した場合は勝ち点0のポイントが得られる。本規則採用の狙いとしては、全体的な試合時間の短縮とより魅力的でエキサイティングな試合を提供するものとされている。各セット間のインターバルは現行の3分間から2分間に短縮され、コートチェンジは第2セット終了時、第4セット終了時及び第5・第6セット終了時に行われる。さらにテクニカルタイムアウトも廃止となり、セット中のタイムアウトは30秒のタイムアウト2回のみとなる。 この新規則は、2016/17シーズンのオランダリーグでテスト採用され、その後本年8月にエジプトのカイロで開催された世界男子U-23選手権でも採用されてテストが進められている。選手、スタッフ、審判、役員らにアンケートを提出させて新競技規則を評価し分析を行っている。世界U23選手権ではこれまでにも競技規則の試行が行われており、2013年にブラジルのウベルランジアで行われた第1回男子U-23では1セット21点制が、本年の第3回男子U-23ではサーブに関する規制である。 試行されるこれらの競技規則については、バレーボール球界からは数多くの批判が上がっている[8]。 新規則のポイントポイントは下記の通り[9]。 新試合方式
サーブに関する新規則
1次リーグ戦試合開始時刻はすべて中央ヨーロッパ夏時間(UTC+2:00)である。
Pool A
Pool B
ファイナルラウンド5-8位決定トーナメント
5-8位決定トーナメントセミファイナル
7位決定戦
5位決定戦
ファイナル4
準決勝
3位決定戦
決勝戦
最終順位
個人賞
脚注
|