第25回AAA世界野球選手権大会

第25回AAA世界野球選手権大会

概要
開催国	大韓民国
日程	2012年8月30日 - 9月8日
チーム数	12チーム
前回優勝	チャイニーズタイペイ (2010年)
結果
優勝	アメリカ合衆国 (6回目)
準優勝	カナダ
3位	チャイニーズタイペイ
4位	コロンビア
統計
試合数	43試合
観客数	15,640人  (1試合平均364人)
← 2010 2013 →

第25回AAA世界野球選手権大会（英語: XXV 18U(AAA) Baseball World Championship）は、国際野球連盟が主催する、世界規模の国・地域別対抗戦AAA世界野球選手権大会の第25回大会。12ヶ国・地域参加により、2012年8月30日から9月8日まで韓国・ソウルの蚕室野球場、木洞野球場、九宜簡易野球場の3球場で開催された[1]。優勝はアメリカ。日本は6位であった。

出場国

連盟	予選対象大会	予選開催国	枠	出場権獲得
アジア野球連盟	第9回AAAアジア野球選手権大会	日本	3	日本 韓国 チャイニーズタイペイ
欧州野球連盟	第3回AAAヨーロッパ野球選手権大会	スペイン	3	オランダ チェコ イタリア
アメリカ大陸野球連盟	2011 AAAパンアメリカン野球選手権大会	コロンビア	5	アメリカ合衆国 カナダ ベネズエラ パナマ コロンビア
オセアニア野球連盟	2012 U-18オセアニア野球選手権大会	グアム	1	オーストラリア
アフリカ野球・ソフトボール協会			0

試合形式

• 第1ラウンドでは、12チームがA組とB組の各6チームに別れて総当り戦を行う。各組上位3チームが第2ラウンド進出。
• 第1ラウンドで脱落したチームは、別組の同順位のチームと最終順位決定戦を1試合ずつ行う。すなわち、両組の4位同士が7位決定戦、5位同士が9位決定戦、6位同士が11位決定戦を行う。
• 第2ラウンドに進出した各チームは、別組の3チームとそれぞれ対戦を行う。各チームの順位は、第2ラウンドの試合結果と、第1ラウンドの試合のうち第2ラウンド進出チームとの対戦結果を合計して求められる。
• 第2ラウンドの順位に基づき、最終順位決定戦を1試合ずつ行う。すなわち、第2ラウンド1位と2位が優勝決定戦、第2ラウンド3位と4位が3位決定戦、第2ラウンド5位と6位で5位決定戦を行う。
• 第1・第2ラウンドにおいて、チームの勝率が並んだ場合は次の順序で順位を決定する。
  1. 同勝率のチーム同士の直接対決に勝ったチーム
  2. TQB[2]の高い順
  3. ER-TQB[3]の高い順
  4. 平均打率の高い順
  5. それでも同順位のチームが存在した場合はコイン投げで決める

第1ラウンド

A組

順位	チーム名							勝数	敗数	勝率	得点	失点	TQB
1	アメリカ合衆国	-	●2-8	○11-1	○3-2	○6-2	○17-0	4	1	.800	39	13	0.667
2	韓国	○8-2	-	●1-3	○2-1	○7-1	中止[4]	3	1	.750	18	7	0.324
3	コロンビア	●1-11	○3-1	-	○7-2	●4-7	○9-6	3	2	.600	24	27	-0.071
4	ベネズエラ	●2-3	●1-2	●2-7	-	○6-3	○8-3	2	3	.400	19	18	0.022
5	オーストラリア	●2-6	●1-7	○7-4	●3-6	-	○8-1	2	3	.400	21	24	-0.065
6	オランダ	●0-17	中止[4]	●6-9	●3-8	●1-8	-	0	4	.000	10	42	-0.941

B組

順位	チーム名							勝数	敗数	勝率	得点	失点	TQB
1	カナダ	-	○6-5	●5-6	○10-1	○4-3	○3-2	4	1	.800	28	17	0.244
2	日本	●5-6	-	○2-0	○8-0	○7-1	○7-0	4	1	.800	29	7	0.550
3	チャイニーズタイペイ	○6-5	●0-2	-	○4-3	中止[4]	○6-0	3	1	.750	16	10	0.167
4	パナマ	●1-10	●0-8	●3-4	-	○2-0	○6-2	2	3	.400	12	24	-0.273
5	イタリア	●3-4	●1-7	中止[4]	●0-2	-	○12-1	1	3	.250	16	14	0.059
6	チェコ	●2-3	●0-7	●0-6	●2-6	●1-12	-	0	5	.000	5	34	-0.744

第2ラウンド

順位	チーム名							勝数	敗数	勝率	得点	失点	TQB
1	アメリカ合衆国	-	●0-1	○5-1	○11-1	○10-5	●2-8	3	2	.600	28	16	0.286
2	カナダ	○1-0	-	●5-6	○10-6	○6-5	●3-9	3	2	.600	25	26	-0.022
3	チャイニーズタイペイ	●1-5	○6-5	-	○3-1	●0-2	○7-3	3	2	.600	17	16	0.022
4	コロンビア	●1-11	●6-10	●1-3	-	○3-0	○3-1	2	3	.400	14	25	-0.256
5	日本	●5-10	●5-6	○2-0	●0-3	-	○4-2	2	3	.400	16	21	-0.109
6	韓国	○8-2	○9-3	●3-7	●1-3	●2-4	-	2	3	.400	23	19	0.089

決勝・順位決定戦

11-12位決定戦

チェコ	4 - 7	オランダ

9-10位決定戦

オーストラリア	11 - 2	イタリア

7-8位決定戦

パナマ	5 - 4	ベネズエラ

5-6位決定戦

日本	0 - 3	韓国

3-4位決定戦

チャイニーズタイペイ	4 - 1	コロンビア

決勝

日程	チーム名	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
9月8日	カナダ	0	1	0	0	1	0	0	0	0	2	4	3
	アメリカ合衆国	0	1	3	0	0	0	2	0	×	6	10	1

第25回AAA世界野球選手権大会
アメリカ合衆国 6回目

最終順位

順位 国・地域 1 アメリカ合衆国 2 カナダ 3 チャイニーズタイペイ 4 コロンビア 5 韓国 6 日本 7 パナマ 8 ベネズエラ 9 オーストラリア 10 イタリア 11 オランダ 12 チェコ 表彰選手 守備位置 選出選手 国・地域 最優秀選手（MVP） Christian Arroyo アメリカ合衆国 打率 Young Jin Young 韓国 防御率 Garrett Williams アメリカ合衆国 勝率 Su Min Lee 韓国 打点 Christian Arroyo アメリカ合衆国 本塁打 Mitchell Triolo カナダ 盗塁 Ryan Boldt アメリカ合衆国 得点 Ryan Boldt アメリカ合衆国 守備 Tzu Wei Lin チャイニーズタイペイ オールスター 先発投手 藤浪晋太郎 日本 リリーフ投手 Jen Ho Tseng チャイニーズタイペイ 捕手 森友哉 日本 一塁手 Chih Chieh Su チャイニーズタイペイ 二塁手 Kyle Hann チャイニーズタイペイ 三塁手 Jesse Hodges カナダ 遊撃手 Christian Arroyo アメリカ合衆国 外野手 Jun Suk Song 韓国 Elliot Hargreaves カナダ Cristian Cano コロンビア 指名打者 Jeremy Martinez アメリカ合衆国 トラブル　 9月5日に行われた台湾VS韓国戦において、韓国チームのバッターがわざとボールに当たり出塁しようとしていたため、審判が韓国のバッターを追放した[5]。 9月6日に韓国チーム監督の李正勲が「日本は圧縮バットを使っている」と主張。その後「カナダの監督が日本の圧縮バット使用疑惑を最初に持ち出した。」と主張を変えたが、主張は却下された[6][7]。 脚注 Norms released for XXV IBAF 18U Baseball World Championship IBAF （2012年4月18日） 得点を攻撃イニング数で除した値から、失点を守備イニング数で除した値を引いたもの。 TQBの「得点」を「対戦球団の自責点による得点」に、「失点」を「自責点」に置き換えて計算したもの。 ^ 大会初日(8月30日)の試合は雨天のため全て中止となり、予備日(9月5日)に延期されたが、予備日も雨のため午前中の日本-チェコ戦、コロンビア-ベネズエラ戦を除く4試合が中止となった。第2ラウンド進出チームの決定に影響するアメリカ-オーストラリア戦、パナマ-カナダ戦のみが翌6日の午前に行われたが、スケジュールに余裕がなかったため残り2試合は中止となった。なお、これらの試合に勝利したアメリカとカナダは、同日夜にこの日2試合目となる第2ラウンド初戦を戦った。 【U-18 世界野球選手権】台湾VS韓国で韓国人選手がズル！ バッターがわざとボールに当たってデッドボールを狙うも審判にバレてつまみだされるrocketnews24　2012年9月5日 「圧縮バット」と難クセつける韓国の品格東スポ 2015年9月6日 野球：圧縮バット疑惑提起がマイナスに＝18U世界選手権朝鮮日報 2012年9月6日 関連項目 第25回AAA世界野球選手権大会日本代表 外部リンク 大会公式Webページ - IBAF