第177独立海軍歩兵連隊 (ロシア海軍)
第177独立親衛海軍歩兵連隊(だい177どくりつしんえいかいぐんほへいれんたい、ロシア語: 177-й отдельный полк морской пехоты)は、ロシア海軍の連隊。カスピ小艦隊隷下。 概要第二次チェチェン紛争1999年8月、第二次チェチェン紛争の影響に伴い、カスピ小艦隊隷下の第414独立海軍歩兵大隊としてダゲスタン共和国で創設された[1]。 2018年11月26日、部隊増強に伴い、第177独立海軍歩兵連隊に改編された[1]。 ロシアのウクライナ侵攻東部・マリウポリ戦線2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区で攻勢を開始し、戦闘マニュアルを無視して前線から1.5キロメートル離れた大隊本部ではなく、最前線で直接指揮していたアレクセイ・スカノフ海軍歩兵大隊長が戦死したが、3月中旬にヴォルノヴァーハを占領した[2][3]。 2022年4月上旬、東部ドネツィク州マリウポリ地区に再配置され、第810独立親衛海軍歩兵旅団と合同で攻勢を開始し、マリウポリ市のウクライナ軍を3つのポケットに分断して、5月中旬のマリウポリ占領に貢献した[4]。 南部・ザポリージャ戦線→「フリャイポレの戦い」および「2023年ウクライナの反転攻勢」も参照
2023年4月下旬、南部ザポリージャ州ポロヒー地区に再配置され、ドロジニャンカ(フリャイポレ・フロマーダ)で攻勢を開始したが撃退された[5]。 2023年7月、南部ザポリージャ州ヴァシリウカ地区に再配置され、第58諸兵科連合軍の援軍で第810独立親衛海軍歩兵旅団と合同で第128独立山岳強襲旅団を中心としたグループの攻勢を防御して大損害を出したが撃退した[6][7]。 南部・ドニエプル川東岸戦線2023年10月上旬、南部ヘルソン州ヘルソン地区に再配置され、ウクライナ軍の渡河作戦をオレシキー・フロマーダで防御した[8][9]。 2023年12月18日、ウラジーミル・プーチン大統領から、名誉称号「親衛隊」を授与された[10]。 東部・バフムート戦線→「バフムートの戦い」も参照
2023年12月下旬、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート市の南クルデュミフカ(トレツク・フロマーダ)を防御している[9]。 編制
脚注
外部リンク |
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