第12装甲旅団 (ドイツ連邦陸軍)
第12装甲旅団「オーバープファルツ」(だい12そうこうりょだん、ドイツ語:Panzerbrigade 12 "Oberpfalz")は、ドイツ連邦陸軍の旅団の一つ。現在は第10装甲師団隷下にあって、旅団司令部をアンベルクに置き、旅団隷下部隊は主にバイエルン州中西部域のチェコ共和国との国境付近に駐屯している。 旅団は安定化戦力の一部として指定されている。 任務旅団は多国籍部隊における諸兵科連合戦闘を先導し持続可能性および教育能力を確保する。旅団は多国籍部隊よる平和維持任務や国家に対する防衛事態および北大西洋条約機構加盟国に対する攻撃に備える。 旅団が装備している主力兵器はレオパルト2戦車とマルダー歩兵戦闘車で、介入戦力への指定後は長期間をかけてプーマ装甲歩兵戦闘車に更新される。 部隊編制
現在有効とされている陸軍編制である「新陸軍2010」に基づき、編成完結する。 歴史第1次編制1956年7月1日にアンベルクにてA4戦闘群が編成され、第4装甲擲弾兵師団隷下におかれる。戦闘群隷下部隊は以下のとおりであった。
第2次編制1959年3月16日に陸軍第2次編制に基づいてA4戦闘群は第12装甲旅団に改編される。旅団隷下部隊は以下のとおりであった。
1963年に第120装甲偵察中隊は解隊され、残余は第125装甲砲兵大隊隷下となる。1967年に第120特殊武器防護中隊と第120駆逐戦車中隊が隷下となる。 第3次編制1970年に第120特殊武器防護中隊は解隊する。1974年に第126補給大隊が解隊し、同時に第48警備大隊が再編成される。1975年に旧第126補給大隊の替りに第120補給中隊と第120整備中隊が編成される。 第4次編制1981年に第121混成戦車大隊が編成される。陸軍第4次編制期の旅団隷下部隊は以下のとおりであった。
1984年に第45野戦予備大隊が隷下におさまる。1989年に第48警備大隊が再度解隊される。1992年には立て続けに第121戦車大隊、第124戦車大隊そして第120駆逐戦車中隊が解隊された。 1990年以降1993年に旅団に愛称「オーバープファルツ」が連邦国防大臣を通じて与えられる。1993年に旅団は第10装甲師団隷下におかれ、2004年までに戦力強化のため再編成される。このため、次の部隊は解隊される。第123戦車大隊、第125装甲砲兵大隊、第120整備中隊、第120補給中隊、第45野戦予備大隊が解隊された。新たに第102装甲擲弾兵大隊、第112装甲擲弾兵大隊、第115装甲砲兵大隊、第104戦車大隊、第110駆逐戦車中隊、第120野戦予備中隊および第8山岳戦車大隊が隷下におさまる。1997年に第8山岳戦車大隊と第110駆逐戦車中隊が解隊される。 2001年に旅団はライプツィヒの第13装甲擲弾兵師団隷下におかれる。これにより第383戦車大隊が分割され旅団隷下となる。2003年には第4装甲工兵大隊および第4後方支援大隊が旅団隷下におかれた。2006年に第4通信大隊が、2007年に第8偵察大隊が隷下となる。2006年以来、旅団は再びジグマリンゲンの第10装甲師団の隷下におかれている。 国外任務第12装甲旅団は次の国際任務に従事した実績がある。
歴代旅団長
脚注外部リンク |
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