神谷 浩夫(かみや ひろお、1956年 - 2019年)は、日本の人文地理学研究者。専攻は、都市社会地理学で、女性の就業や福祉政策に関する研究をはじめ、広く社会地理学、都市地理学に関する業績を残した[1]。金沢大学教授などを歴任。
経歴
愛知県佐織町(後の愛西市)出身[2]。名古屋大学大学院に学び[3]、日本学術振興会特別研究員を経て[4]、椙山女学園大学文学部の教員となり[5]、さらに金沢大学へ移った[6]。
1996年には、「都市における女性の日常活動に関する時空間分析」により、東京大学から博士(学術)を取得した[7]。
おもな著書
単著
編著
- (轟博志との共編著)現代韓国の地理学、古今書院、2010年
- (藤井正との共編著)よくわかる都市地理学、ミネルヴァ書房、2014年
- (山本健太、和田崇との共編著)ライブパフォーマンスと地域 : 伝統・芸術・大衆文化、ナカニシヤ出版、2014年
- (丹羽孝仁との共編著)若者たちの海外就職、ナカニシヤ出版、2018年
翻訳
- スティーヴン・ピンチ著、都市問題と公共サービス、古今書院、1990年
- (高野岳彦、岩瀬寛之との共訳)エドワード・レルフ著、都市景観の20世紀、筑摩書房、1999年(ちくま学芸文庫、2013年)
- (監訳)スティーヴン・ピンチ著、福祉の世界、古今書院、2001年
- (編・監訳)ジェンダーの地理学、古今書院、2002年
- (川口太郎、高野誠二との共訳)ポール・ノックス、スティーヴン・ピンチ著、都市社会地理学、古今書院、2005年(改訂新版、2013年)
- (監訳)OECD編著、地図でみる世界の地域格差 : 都市集中と地域発展の国際比較、明石書店、2008年(「2009年版」2010年、「2011年版」2012年、「2013年版」2014年、「2016年版」2017年)
脚注