神山 (松阪市)
神山(こうやま)は、三重県松阪市にある山である。標高は131m。 櫛田川と祓川の分岐点北西に位置している。山の北東部にはJR紀勢本線が走っている。かつては度瀬山(わたせやま)とも呼ばれた[1]。 歴史南北朝時代の1337年(延元3年)、山頂に南朝の拠点として神山城が築城された。1343年(興国4年)の神山城の戦いにおける戦火で落城し、北朝の仁木義長が入城した。現在は城跡を残すのみとなっている[2]。 明治期には神山を由来とする飯南郡神山村という自治体があった。1908年(明治41年)には射和村と櫛田村に編入され、神山村は廃止された。 史跡山頂への道筋に一乗寺がある。この寺は聖徳太子の創建と伝えられている[2](仮託説も参照)。神山城と同様に1343年(興国4年)の神山城の戦いで焼失したが、1470年(文明2年)に再建された。1816年(文化13年)にはまたも火災に見舞われたが、1836年(天保7年)に再建された[2]。 山麓には倭姫命が4年間祀ったという飯野高宮神山神社(いいのたかみやこうやまじんじゃ)がある[3]。 周辺脚注参考文献関連項目
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