神奈川歯科大学
神奈川歯科大学(かながわしかだいがく、英語: Kanagawa Dental University)は、神奈川県横須賀市稲岡町82に本部を置く私立大学。1910年創立、1964年大学設置。大学の略称は神歯(じんし)・神歯大・KDU。 概要欧米諸国の歯科事情を視察した大久保潜龍が女子の歯科医学校の必要性を考慮し、1910年日本で初めて婦人歯科医師を養成するために設立した東京女子歯科医学講習所が前身である。 「歯科医師としての熟練と人間としての優しさを身につけるために、学をまなび、技を習い、人を識る愛の教育」という教育理念に基づき、共用試験・卒後臨床研修さらには21世紀の医療人育成のための教育改革などについても柔軟に対応できることを考慮したカリキュラムを導入している。
沿革明治大正昭和
平成
令和
教育および研究組織学部大学院
統合医療学講座をめぐる議論2022年4月、神奈川歯科大学大学院において、医療系国家資格保持者を対象とした「統合医療学講座」が新設された[6][7][8]。履修者には修了時に大学から履修証明書が交付される[6][7][9]。講座内容にはエドガー・ケイシー療法、サイモントン療法、波動療法、オーソモレキュラー療法、ホメオパシー、O-リングテスト、オゾン療法、点滴療法など[10]疑似科学と指摘される療法が含まれており、専門家やメディアから批判を受けている[6][7][11]。講座の設置は、医師の川嶋朗の提案によるもので、川嶋はホメオパシー推進や標準医療の抗がん剤治療否定などで知られる[12][11][13]。また、講座は手かざし療法を行う医療法人が運営し、教員には各療法の推進団体の代表者らが含まれている[6]。これについて明治大学の石川幹人教授は、大学が疑似科学にお墨付きを与えることや、受講者が医療系国家資格保持者であることから、非科学的療法を扱うクリニックの増加を懸念している[6]。信州大学の菊池聡教授は、根拠なき療法を肯定的に教える大学の姿勢を問題視し、文科省がチェックを大学任せにしている現状は、健康被害を招いた機能性表示食品制度と同様の構図であると批判している[6]。 専門学校付属機関
2020年、元横綱の貴乃花光司が本学の特任教授に就任した[14][15][16]。毎年6月に開催される市民感謝デー「ジャガランダフェスティバル」では、ちゃんこ鍋を振る舞っている[17][18]。 系列校
対外関係他大学との協定
企業との産学連携協定
連携・提携校高等学校との教育連携脚注
関連項目外部リンク |
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