矢内東紀
矢内 東紀[4](やうち はるき、1990年〈平成2年〉12月30日[4] - )は、千葉県成田市出身の実業家、YouTuber、元市民活動家、元宗教家、元政治活動家。「就職活動抗議デモ」の元実行委員、市民団体「就活生組合」の元代表[5]。新宗教団体「ダールルハック(真理の家)」創始者[6]。政治団体「しょぼい政党」元党首[7]。イベントバー「エデン」会長[8]。AI関連企業「ブレインウェーブコンサルティング株式会社」社長[8]。 概要本名同じ[9][10]。別称えらいてんちょう[10][11]。通称えらてん[12]。 過去に新左翼系の市民活動家、新宗教団体創始者、左翼系政治活動家として活動していた[13][7]。「就職活動抗議デモ」の実行委員や市民団体「就活生組合」の代表だったが新宗教団体を作る為に脱退し[14][5]、新宗教団体「ダールルハック(真理の家)」を立ち上げている[2]。新宗教団体解散後は政治団体「しょぼい政党」を結成して党首を務めたが、後に「しょぼい政党」は解散[15][7]。 現在は実業家としてイベントバーとAI関連企業を経営し、並行して、YouTuberとしても活動している[16][17][18]。 経歴千葉県成田市出身。小学校入学まで、両親の仕事の都合で東京都世田谷区、兵庫県芦屋市、千葉県市川市などに住んでいた。東京都立新宿高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部を卒業[19]。 2011年9月、YouTubeのアカウントを作成[18]。11月23日、新宿で実施された「就職活動抗議デモ」の実行委員を務め、市民活動家として活動を開始[20]。12月からは、就職活動をする学生に関する活動を行う「就活生組合」を組織し、代表となる[5]。 2012年1月、神の啓示の様な声が聞こえ[2]、1月25日付けで「就活生組合」の代表を辞任および団体からも脱退。「就職活動抗議デモ」の実行委員も辞め、市民活動家を引退した[5]。そしてイスラームにおける預言者を名乗り、新宗教団体「ダールルハック(真理の家)」を立ち上げ、布教に努める[21]。 2015年10月、初期費用50万円で「リサイクルショップ落穂拾」を開店し、実業家としても活動開始。1年間で系列5店舗まで拡大するも、その実態は従業員の無賃労働によって支えられていたという[22][23]。また、「無給労働」なる働き方、雇用形態を推進していた[24]。 2016年6月、リサイクルショップと並行してイベントバー「エデン」をオープン[25]。同年、自身の店を訪れた教会員に誘われ、日本基督教団代々木上原教会の礼拝に数回通い、カール・マルクスの読書会の講師をするなどしたが、「カルト宗教」とみなされ教会から追放される[26]。 2017年8月、リサイクルショップの経営権を知人に売却[27]。 2018年1月22日に、自身のブログで「預言者」を名乗ることをやめる旨を宣言し、宗教家を引退。新宗教団体「ダールルハック(真理の家)」も解散した[2]。2018年2月、YouTubeに動画投稿をし始め、YouTuberとして活動開始[18]。2019年11月18日、自身が病院で、双極性障害・発達障害の診断を受けた事を報告した[28]。 2019年12月26日、東京都選挙管理委員会に政党設立届提出。政治団体しょぼい政党を設立した[29]。2020年2月、静岡4区補欠選挙に立候補の意向を示したが[30]、体調不良や準備不足を理由に撤回した[31]。5月、体調不良で、しょぼい政党の党運営から退くことが党公式サイトにて発表された。党首も交代し、政治活動家を引退した[7]。2021年2月1日、しょぼい政党が解散した[7]。 2023年、バー経営、YouTuberと並行してAI関連企業「ブレインウェーブコンサルティング株式会社」を創業した[8][17]。 人物既婚者で2児の父。 関心事は宗教、経済思想、貧困問題。趣味は将棋、ゲーム、経済分析[32]。中学生のときは水泳部と陸上部に所属していた。高校ではバスケットボール部に所属していた[33]。 2019年に、自身が双極性障害・発達障害の診断を受けた事を公表した[28][34]。また、自身の妻も統合失調症・発達障害を持っている事も報告している[35]。 宗教団体創始者として一時期は聖久律法会(後にダールルハックと改名)というイスラーム系新宗教団体を立ち上げ、預言者を自称して同教団を指導していた。本人が公開している雑記によると規模は最大15名、常時は5名程。 当時の自身の教団活動については、後に自身の雑記やYouTubeにて語っている。当時は自身の様々な活動がうまくいかない中、今思うと幻聴の可能性が高いものが神の啓示の様に思えた。この活動で信仰の為に学校や仕事を辞めさせるような活動もしてしまい、他者の人生を弄んだ事に対する強い後悔を語っている[37]。 経営観「しょぼい起業家」と称する、事業計画はいらない、開業資金に何百万円もなくても大丈夫などとする、矢内独自の経営論を持つ[38][39]。矢内の提唱する「しょぼい起業」は、「事業計画」、「資金調達」、「経験」は必要ないものとしている[40]。これらの経営観は生活保護の申請随行ボランティアや、身近で起こった不動産トラブルなどに対処する経験を通じて、独自の人生観が形成された[33]。 著作物えらいてんちょう名義
矢内東紀名義
共著
脚注出典
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia