直鼻亜目
直鼻亜目(ちょくびあもく、Haplorhini)は、哺乳綱霊長目に分類される亜目。
曲鼻亜目の種には夜行性のものが多いが、直鼻亜目ではメガネザル下目と広鼻猿類の一部(ヨザル科)を除き、昼行性である。 分類学名Haplorhiniは、古代ギリシャ語で「単一の・単純な」の意があるhaploosと「鼻」の意があるrhisに由来する[1]。和名は単鼻類と直訳されることもあったが、1989年に「曲鼻類」に対応して直鼻類と訳されるようになった[1]。 1918年に記載され、1812年に既に記載されていたStrepsirrhiniと併せて霊長目を2分割する分類として用いられたが、当時は亜目ではなかった[1]。1953年にも霊長目を直鼻類と曲鼻類に2分割する説が採用されたものの当時は定着しなかったが、1980年代以降になると採用される機会が増えるようになった[1]。 以下の分類・和名は、日本モンキーセンター霊長類和名リスト(2018)に従う[2]。ただし下目の和名については川田ら(2018)に従った[3]。
出典
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