畑澤聖悟畑澤 聖悟(はたさわ せいご、1964年8月[1] - )は、日本の劇作家、脚本家、演出家、放送作家、俳優、青森県の公立高校教師。劇団・渡辺源四郎商店店主(主宰)。青森県を中心に、国内外を問わず演劇活動を行っている。秋田県生まれ。秋田県立秋田高等学校、秋田大学教育学部卒業。 来歴1964年、秋田県南秋田郡五城目町に生まれる。秋田大学在学中から、秋田市内の多くの劇団に参加[1]。卒業後は教職に就き、秋田市立秋田北中学校に赴任する。1991年から劇団弘前劇場に俳優として参加、青森県に移住。1995年、青森県立高校の教諭となり、青森県立青森中央高校に赴任、演劇部顧問となる。 この頃からテレビドラマやラジオドラマの脚本・演出も担当するようになり、1998年には放送批評懇談会ギャラクシー大賞ラジオ部門最優秀賞、1999年『県立戦隊アオモレンジャーfirst』で日本民間放送連盟賞ラジオ娯楽番組部門最優秀賞、2000年『シュウさんと修ちゃんと風の列車』で文化庁芸術祭大賞を受賞。ギャラクシー、民放連、芸術祭の主要放送コンテストで3冠を達成する[1]。 2005年から3年間の準備期間を経て青森県内で活動を行う劇団・渡辺源四郎商店を旗揚げ。2005年『俺の屍を越えていけ』で日本劇作家大会短編戯曲コンクール・最優秀賞を受賞[2]すると、2009年『親の顔が見たい』で第12回鶴谷南北戯曲賞ノミネート、2013年には『翔べ!原子力ロボむつ』が第57回岸田國士戯曲賞にノミネート[2]、2023年『hana-1970、コザが燃えた日-』が第26回鶴谷南北戯曲賞ノミネート。なお『親の顔が見たい』は2012年、韓国の劇団神市によってソウルでロングラン公演されている。劇団民藝『カミサマの恋』『満天の桜』、劇団昴『猫の恋、昴は天にのぼりつめ』『親の顔が見たい』『イノセント・ピープル』、青年劇場『修学旅行』、文学座『逃げろ!芥川』等、他劇団へ脚本を書き下ろすことも多数ある[3]。 高校演劇部顧問としては夏の全国大会出場11回[4]、うち最優秀賞を3回、優秀賞を6回受賞している。また、春の全国大会にも5回出場している[5]。高校演劇の指導者としては史上最高クラスの成績である。2005年度全国大会最優秀賞作品の『修学旅行』は、高校演劇を題材とした映画『幕が上がる』の劇中劇として採用されるなど[6]、高校演劇における定番の作品となっている。2011年に東日本大震災を経験したあとは、青森中央高校で『もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の『イタコ』を呼んだら』など、震災を題材とした作品を作るようになり[2]、舞台装置や音響効果などを極力使わない作品づくり[2]へとシフトしている。 主な作品演劇渡辺源四郎商店[7] 青森市に所在する劇団。2度移転しており一度目は青柳に、二度目は新町一丁目に移転している。
高校演劇(青森中央高校)[4][5] 作品の右の記号は、「夏」が夏の全国大会出場、「春」が春の全国大会出場を示す。すべての作品の脚本を担当している。☆…最優秀賞、◎…優秀賞、○…優良賞。なお春大会上演校には賞は与えられない。
ラジオドラマ
テレビドラマ
著作戯曲
出典
関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia