生活協同組合コープあいづ(せいかつきょうどうくみあいコープあいづ)は、福島県会津地方全域に活動拠点を置く地域消費生活協同組合。生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合加盟。
概要
組合員数は50,551人(2021年3月20日現在)[1]。本部は会津若松市ではなく、会津地方北部の喜多方市に置かれている。
発足までの前史
1957年(昭和32年)10月10日開催の地区労委員会において、1956年(昭和31年)に会津若松市に設立された「会津若松労働者生活協同組合」(後の若松生協)と昭和電工[注釈 1]喜多方事業所の従業員で構成された「昭和電工労働組合喜多方支部」(昭電労組)との意見交換が行われ、初めて生協設立について提案をしたのが「生活協同組合コープあいづ」(コープあいづ)の始まりである[2]。「喜多方地区生活協同組合」(後のあいづ生協)設立にあたっては、昭電労組が大きく関わり、その名残で昭和電工事業所内には1959年(昭和34年)[3]から2016年(平成29年)3月までは売店が設置された[4]。
1992年(平成4年)までは、会津若松市には若松生協に代わり発足した「若松市民生活協同組合」(若松市民生協)と、喜多方市には「あいづ生協」が存在したが、2つの生活協同組合を合併したのが「コープあいづ」である[5]。
1994年には、共同仕入れ機構のジャパン・バリュー・アソシエイツに加盟し、同組織の業態である「バリュー」が誕生[6]。
2009年には、ディスカウントストア業態である「BESTA」が誕生し、「バリュー」業態として営業していた店舗は、徐々に「BESTA」に変更され、2019年(令和元年)現在では、バリュー業態で営業しているのは、バリューぷらざ店のみである。
2013年には、生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合に加入し、既存の加盟組合との協同事業等も行っている。
沿革
あいづ生協
若松市民生協
コープあいづ
店舗
過去に存在した店舗・施設
△は、コープあいづ発足後に閉店した店舗。
あいづ生協
喜多方市
本仲店跡地(現・コープあいづ本部)
南店跡地(現・コープあいづ配送センター兼燃料課棟)
- 南店(1973年(昭和48年)2月1日[3] - 1991年(平成3年)12月31日閉鎖[15])
- 売り場面積約661m2[注釈 12]、敷地面積2,975m2[注釈 13][3]。1973年(昭和48年)には配送センター、1975年(昭和50年)4月には灯油スタンドが南店に設置[18]。
- 1992年(平成4年)6月13日のぷらざ店の開店[3]に伴い、閉鎖[17]。現在は、配送センターと灯油販売を行う燃料課の建物として活用されている。
- 旧・東店△(1978年(昭和53年)9月22日開店[3] - 1997年(平成9年)閉店)
- 会陽製糸の用地に建設。用地に植樹されていた桜の大木は残され、1997年(平成9年)の建て替え時には移植された[19]。売り場面積約992m2[注釈 14][3]。
- 1986年(昭和61年)9月22日には、1987年(昭和62年)1月15日のヨークベニマル喜多方店開店に備えリニューアル[20]。1997年(平成9年)に建て替えのため一時閉店し、同年10月24日に「COOPバリューひがし」店として開店[21]。2010年(平成22年)5月28日に、「BESTAひがし店」へリニューアル[4]。
会津坂下町
- 坂下店→COOPバリューばんげ店→BESTAばんげ店△(1979年(昭和54年)2月24日開店[3] - 2018年(平成30年)1月閉店[22])
- 売り場面積約1,058m2[注釈 15](1979年開店の建物のみ)[3]。
- 1994年(平成6年)12月2日に、JVA加盟後初となるバリュー業態にあたる「COOPバリューばんげ店」としてリニューアル[6]。同時に店舗北側に酒類を取り扱う販売棟が完成[23]。2009年(平成21年)8月4日には、「BESTAばんげ」店へリニューアル[7]。
- 2018年(平成30年)1月に建て替えのため一時閉店[22]。建て替え中は酒類販売棟を仮店舗として営業した後[24]、8月3日に新店舗が開業[25]。
若松市民生協
会津若松市
関連会社
脚注
注釈
- ^ 2023年1月1日からは持株会社へ移行した昭和電工より事業を承継し、「レゾナック」へ社名変更。
- ^ 『五十年史』には、14坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、「総建坪440坪」と記載。
- ^ 『五十年史』には、180坪と記載。
- ^ 『五十年史』57頁には、「昭電売店」と記載。
- ^ 『五十年史』には、3坪と記載。
- ^ 『五十年史』57頁には、「社宅店」と記載。
- ^ 『五十年史』には、10坪と記載。
- ^ 『五十年史』210頁には、「東町分店」と記載。
- ^ 『五十年史』には、24坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、100坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、200坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、900坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、300坪と記載。
- ^ 『五十年史』には、320坪と記載。
出典
参考文献
- コープあいづ50年史編集委員会編集『五十年史』2009年11月25日。
関連項目
外部リンク