琴似町(ことにちょう)は、かつて北海道琴似川の左岸に存在した町である。札幌郡に属した。
現在の札幌市西区の大部分と、北区・中央区・手稲区各区の一部にあたる。
地理
河川
湖沼
山
行政区画(廃止時のデータ)
字
沿革
- 1875年(明治8年) - 青森県・宮城県・酒田県の士族及び道内の他地域に入植した士族198戸・965人が琴似に入植、屯田兵村を形成。翌年3戸が補充される。
- 1880年(明治13年) - 幌内鉄道手宮線(現:函館本線)琴似駅が開業。
- 1886年(明治19年) - 琴似 - 新琴似間、新琴似 - 茨戸間の道路が開通。
- 1887年(明治19年) - 水害の防止と湿地の排水のため、琴似川と小樽内川を結ぶ新川が造成される。
- 1891年(明治24年) - 同年度の戸数562、人口2,912。
- 1897年(明治30年) - 琴似神社が創建される。
- 1906年(明治39年)4月1日 - 北海道二級町村制施行により、札幌郡琴似村、発寒村、篠路村の区域をもって、二級町村の琴似村(ことにむら)が設置される。旧村名の琴似村、発寒村、篠路村を大字として編成。札幌支庁に所属。
- 1907年(明治40年) - 同年度の戸数839、人口7,128。
- 1910年(明治43年)4月1日 - 札幌区の一部を編入。
- 1922年(大正11年)8月17日 - 支庁の改称により石狩支庁に所属。
- 1923年(大正12年) - 一級町村制を施行。
- 1934年(昭和9年)- 国有鉄道札沼南線(現:札沼線)新琴似駅が開業。
- 1936年(昭和11年)10月28日 - 昭和天皇の北海道巡幸。町内の北海道工業試験場、農事試験場に天皇が行幸[2]。
- 1942年(昭和17年)
- 2月10日 - 札幌郡手稲村と境界の一部を変更し、手稲村大字下手稲村の一部が村域となる。
- 2月11日 - 町制施行し、琴似町となる。旧琴似村の大字を継承。
- 1943年(昭和18年) - 大字を新琴似、新川、八軒、琴似、二十四軒、山ノ手、宮ノ森、盤渓、発寒、屯田の10字に新編成。
- 1943年(昭和18年) - 同年度の戸数2,181、人口11,725。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 札幌市に編入され廃止。旧琴似町の字は琴似町を冠して継承される。
交通(廃止時のデータ)
鉄道
道路
脚注
参考文 献
関連項目