玉葉橋
玉葉橋(ぎょくようばし)は、埼玉県吉川市と千葉県野田市の間の江戸川に架かる道路橋である。 概要江戸川の河口から約35.5キロメートル地点に架かり、埼玉県道・千葉県道326号川藤野田線を通す。左岸は千葉県野田市、右岸は埼玉県吉川市[注釈 1]となり、江戸川の吉川市域に架かる唯一の一般道路の橋である[注釈 2]。完成は1984年(昭和59年)で、橋梁名は埼玉県と千葉県から1字ずつ採って名付けられた[2]。上流の野田橋(埼玉県道・千葉県道19号越谷野田線)までは約4キロメートル、下流の流山橋(埼玉県道・千葉県道29号草加流山線)までは約7キロメートル離れており[注釈 2]、流山橋周辺では慢性的な渋滞が発生している。このため、玉葉橋の5キロメートルほど下流に有料道路の三郷流山橋の架橋が進められ、2023年(令和5年)11月26日に開通した[3]。 澪筋は左岸側に寄り、右岸の河川敷には軟式野球場やスポーツ広場などを有する埼玉県営吉川公園が上流・下流双方に広がる[4]。本橋と約120キロメートル離れた富士山との間には視界を遮るものがなく、空気の澄んだ冬の早朝などには富士山の姿を望むことができる。国土交通省関東地方整備局は、玉葉橋と江戸川スーパー堤防上、みずきの街、千葉県立関宿城博物館の4スポットを「野田市からの富士」として関東の富士見百景に選定した[2][5]。東武野田線梅郷駅からまめバス8、9、11系統で「みずき通り」停留所[5]、武蔵野線吉川駅からはタローズバスで「玉葉橋下」停留所が最寄りとなる[6]。 隣の橋脚注注釈出典
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