狼の血族

狼の血族
The Company of Wolves
監督 ニール・ジョーダン
脚本 アンジェラ・カーター
ニール・ジョーダン
原案 アンジェラ・カーター(『血染めの部屋』収録、「狼たちの仲間」)
製作 クリス・ブラウン
スティーヴン・ウーリー
音楽 ジョージ・フェントン
撮影 ブライアン・ロフタス
編集 ロドニー・ホランド
製作会社 キャノン・フィルムズ
配給 日本の旗 ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画
公開 イギリスの旗 1984年9月21日
アメリカ合衆国の旗 1985年4月19日
日本の旗 1985年6月8日
上映時間 95分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $2,000,000[1]
興行収入 $4,389,334[1]
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狼の血族』(おおかみのけつぞく、The Company of Wolves)は、1984年に製作されたイギリスファンタジーホラー映画。製作はイギリスのパレス・プロ。日本での配給はヘラルド・エース日本ヘラルド映画。著名なグリム童話赤ずきん』をモチーフにしたダークファンタジーである。直接的にはアンジェラ・カーターの短篇集『血染めの部屋』に収録された「狼たちの仲間」および「狼人間」を原作とする[2]

1985年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭審査員特別賞を受賞している。

ストーリー

屋根裏部屋でひとり眠るロザリーン(サラ・パターソン)。彼女は夢を見ていた。村娘ロザリーンは、狼に殺された姉の葬式の後、森に住む祖母(アンジェラ・ランズベリー)の家で狼男の話を聞いた。《昔々、村の娘(キャスリン・ポグソン)が行商人(スティーブン・レイ)と結婚したが、初夜に花婿は姿を消した。数年後、再婚した妻のところへ現われた花婿は、狼男に変身して襲いかかってきた》。祖母は「眉毛のくっついた男は狼男だから気をつけろ」と注意した。ロザリーンに恋する少年(シェーン・ジョンストーン)は、彼女と森へ行く。しかし、途中でロザリーンは姿を隠し、少年は狼を見て村へとんで帰る。人々が心配しているところへロザリーンが戻り、鴬の巣の卵から孵った小さな赤ん坊の像を母親(トゥッシー・シルバーグ)に見せた。父親(デイヴィッド・ワーナー)たちは、狼退治に出かける。ロザリーンは、母に祖母から聞いた話をする。《昔々、貴族の婚礼披露宴に村娘が姿を現わした。花婿に捨てられた彼女は、居並ぶ貴族に呪いをかけて、狼に変身させた》。父親は狼をしとめて戻ってきたが、狼の足はいつの間にか指輪をはめた人間の手に変わっていた。祖母を訪ねる途中の森で、ロザリーンは、眉毛のくっついた狩人(ミッシャ・バージーズ)と出会った。狩人は、彼女より先に祖母の家へ着き、祖母を食い殺していた。怖くなったロザリーンは、狩人に発砲した。すると、狩人は狼に変身した。ロザリーンは狼をなでながら、狼少女(ダニエル・ダックス)の話をした。そこに両親や村人がやって来た。家の中には二匹の狼がいた。一匹は、ロザリーンの十字架を首からさげていた。もう一匹は、森の中を駆けていく。そのとき、ロザーリンは、屋根裏部屋のベッドで起きあがった。彼女に狼の群が襲いかかってくる。

スタッフ

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ロザリーン サラ・パターソン 佐々木優子
ロザリーンの祖母 アンジェラ・ランズベリー 藤波京子
ロザリーンの母 トゥッシー・シルバーグ 此島愛子
ロザリーンの父 デビッド・ワーナー 田中信夫
行商人 スティーヴン・レイ
村の娘 キャスリン・ポグソン
司祭 グレアム・クローデン
少年 シェーン・ジョンストーン
少女 ダニエル・ダックス
狩人 ミッシャ・バージーズ 原康義
アリス ジョージア・スロウ
二番目の夫 ジム・カーター
悪魔 テレンス・スタンプ 嶋俊介

出典

  1. ^ a b The Company of Wolves” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年11月15日閲覧。
  2. ^ Disappointed With the Sexless Into the Woods? Watch The Company of Wolves Instead” (英語). Vulture. 2020年7月16日閲覧。

関連項目

外部リンク