片岡 翔(かたおか しょう、1982年3月16日 - )は、日本の映画監督、脚本家、小説家。
略歴
1982年3月16日、北海道札幌市に生まれる[1]。父は人形蒐集家の片岡佐吉。弟にマジシャンの片岡双六。
高校卒業後、札幌の遊園地勤務を経て20歳で上京[2]。ニューシネマワークショップのクリエイターコース出身[3]。
2004年にNekome Film(猫目映画)を設立し[4]、実家の人形店「人形屋佐吉」で働きながらショートフィルムを制作[5]。数々の映画賞を受賞する。
『くらげくん』が2010年PFFアワード(第32回)の準グランプリとなり[6]注目された。
2011年から商業作品の脚本を手掛けるようになり、2014年に長編映画『1/11 じゅういちぶんのいち』で商業監督デビュー。
2017年TSUTAYA CREATORS' PROGRAMに応募したオリジナル企画『ザ・ドールハウス・ファミリー(仮)』が準グランプリを受賞、2022年『この子は邪悪』として映画化、公開される。
2017年には小説『さよなら、ムッシュ』を上梓して作家デビュー。2作目『あなたの右手は蜂蜜の香り』は台湾で中国語版『你的右手有蜂蜜香』として翻訳出版され[7]、3作目の『ひとでちゃんに殺される』は2024年に姫野ユウマの作画で漫画化された[8]。
監督作品
短編
(脚本・撮影・美術・編集など兼任あり)
- 市松人形のうた -人形屋佐吉プロモーションフィルム-(2004)
- 蹴缶 -第5回全日本缶蹴グランプリ-(2006)
- 食卓 -三浦悦子人形アニメーション-(2006)
- 食堂 -三浦悦子人形アニメーション-(2007)
- いちおくまんえん(2007)
- ニタンカサンソ(2007)
- 象煮(2008)
- a Little Witch LiLi(2008)
- 28(2008)
- hero(2008)
- ぐるぐるまわる(2008)
- Following(2009)
- Mr.バブルガム(2009)
- くらげくん(2009)
- Nekome Promotion Film(2010)
- ゲルニカ(2010)
- SiRoKuMa(2010)
- ゆきだるまとチョコレート(2011) 札幌市立旭小学校と協同[9]
- ぬくぬくの木(2011)
- Lieland(2011)
- party(2011)
- 超スーパーギガゴーレムSVプラス超リーサルウエポンIIアンドギガ(2011) 311仙台短篇映画祭プロジェクト「明日」
- ヒゲとりぼん(2012)
- なんにもでてこない話(2012)
- 吾輩は木村の猫である(2012)
- あの子の席(2014) 東北生活文化大学高等学校 映画制作ワークショップ[10]
- 流星と少女(2016) 東北生活文化大学高等学校 映画制作ワークショップ
- ふうせん ふふふ、そら ららら(2016) 東北生活文化大学高等学校 映画制作ワークショップ
- バイバイ、ホーホ(2017) 東映 presents HKT48×48人の映画監督たち
長編
MV
- 黒色すみれ「月光恋歌」(2010)
- 上野優華「Dear my hero」(2014)
- 黒色すみれ「ラピスラズリ」(2014)
- 黒色すみれ ライブDVD「Cosmopolitan[FINAL]」(2015)
- 中田真由美「希望のカケラたち」(2016)
脚本
映画
- Miss Boys! 友情のゆくえ編(2012) 監督・原案:佐藤佐吉
- 恋子focus ~ある女子高生の物語~(2016) 監督:青山裕企
ドラマ
著書
- さよなら、ムッシュ 2017/6/14 小学館(のち小学館文庫)
- あなたの右手は蜂蜜の香り 2019/5/20 新潮社(のち新潮文庫)
- その殺人、本格ミステリに仕立てます。 2022/7/20 光文社
脚注
出典
外部リンク