砥上 裕將(とがみ ひろまさ、1984年[1] - )は、日本の水墨画家、小説家。福岡県生まれ[1]。
経歴・人物
2018年に『黒白の花蕾』で第59回メフィスト賞を受賞し[2][3]、2019年6月に『線は、僕を描く』に改題して小説家デビュー[4]。『線は、僕を描く』は堀内厚徳の作画によって『週刊少年マガジン』で漫画化連載された(コミックス全4巻完結)。また同作は第3回ブランチBOOK大賞2019を受賞。第17回キノベス!2020では6位となった。2020年、第17回本屋大賞にもノミネートされている。
作品リスト
単著
- 『線は、僕を描く』(講談社、2019年7月 / 講談社文庫、2021年10月)
- 『7.5グラムの奇跡』(講談社、2021年10月 / 講談社文庫、2024年12月)
- 収録作品:盲目の海に浮かぶ孤島 / 瞳の中の月 / 夜の虹 / 面影の輝度 / 光への瞬目
- 『一線の湖』(講談社、2023年12月) - 『線は、僕を描く』の続編[5]
- 『11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~』(講談社、2024年12月)- 『7.5グラムの奇跡』の続編
- 収録作品:さまよう星 / 礁湖を泳ぐ / 向日葵の糖度 / チェリーレッドスポット / 11ミリのふたつ星
アンソロジー
「」内が砥上裕將の作品
- 『Day to Day』(講談社、2021年3月)「4/12」※エッセイ
雑誌掲載作品
- 小説
- 「盲目の海に浮かぶ孤島を探して」 - 『メフィスト』2020年 vol.2(2020年8月、講談社)
- 「瞳の中の月」 - 『メフィスト』2020年 vol.3(2020年12月、講談社)
- 「どら焼きと菊」 - 『小説現代』2022年11月号(講談社) - 『線は、僕を描く』後日談[6]
- エッセイなど
- 「『線は、僕を描く』あとがきのあとがき」 - 『メフィスト』2019年 vol.2(2019年8月、講談社)
- 「「言葉が出てきてはいけない世界」を小説に描くということ」 - 『文蔵』163号(2019年9月、PHP研究所)
- 「第59回メフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』5万部突破! サインを描く旅」 - 『本』2020年1月号(講談社)
- 「一つのことに集中して生きる幸せが世の中にはあると思うんです」 - 『別冊文藝春秋』2020年3月号(文藝春秋)
- 「〆切めし」 - 『小説現代』2021年4月号(講談社)
- 「のりがたり」 - 『小説すばる』2022年3月号(集英社)
インタビュー・対談
- 『線は、僕を描く 横浜流星が生きた水墨の世界』(講談社、2022年9月) - 横浜流星との対談
映像化作品
映画
脚注