熊本県立天草高等学校

熊本県立天草高等学校
地図北緯32度27分24.4秒 東経130度10分55.2秒 / 北緯32.456778度 東経130.182000度 / 32.456778; 130.182000座標: 北緯32度27分24.4秒 東経130度10分55.2秒 / 北緯32.456778度 東経130.182000度 / 32.456778; 130.182000
過去の名称 熊本県尋常中学校済々黌天草分黌
熊本県中学済々黌天草分黌
熊本県立中学済々黌天草分黌
熊本県立天草中学校
国公私立の別 公立学校
設置者 熊本県の旗 熊本県
学区 【全日制課程】県南学区[1]
【定時制課程】熊本県全域
併合学校 熊本県立天草女子高等学校
校訓 三綱領「正大・剛健・寛厚」
設立年月日 1896年4月
共学・別学 男女共学
分校 倉岳校
課程 全日制定時制
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード D143210000176 ウィキデータを編集
高校コード 43145B
所在地 863-0003
熊本県天草市本渡町本渡557
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
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熊本県立天草高等学校(くまもとけんりつ あまくさ こうとうがっこう, Kumamoto Prefectural Amakusa High School)は、熊本県天草市本渡町本渡にある県立高等学校。略称は「天高」(あまたか)。

概要

歴史
1896年明治29年)に開校した「熊本県立天草中学校」(旧制中学校)と1912年大正元年)に開校した「熊本県立本渡高等女学校」を前身とする。2016年(平成28年)に創立120周年を迎えた。
設置課程・学科
通学区
校訓
三綱領「正大・剛健・寛厚」
校章
の花を背景に、「高」の文字(旧字体)を置いている。旧制天草中学校時代の校章デザインを継承し、「中」の文字を「高」の文字に置き換えたものとなっている。
校歌
作詞は船勢直、作曲は犬童球渓による。1919年(大正8年)5月に制定。4番まであり、校名は歌詞に登場しない。2番~4番に三綱領の「正大・剛健・寛厚」が登場する。
寄宿舎
男子寮、女子寮がある。
同窓会
「図南会」(となんかい)と称する。旧制天草中学・本渡高等女学校の同窓会も包括している。
その他
熊本県立湧心館高等学校通信制課程のスクーリング協力校となっている。

沿革

旧制中学校
  • 1896年(明治29年)4月 - 「熊本県尋常中学校済々黌[2]天草分黌[3]」が設置。本渡町円覚寺を仮校舎とする。  
  • 1897年(明治30年)5月 - 現在地に新校舎が完成し、移転。
  • 1900年(明治33年)12月 - 「熊本県中学済々黌天草分黌」と改称。(「尋常」が除かれる。)    
  • 1901年(明治34年)6月 - 「熊本県立中学済々黌天草分黌」と改称(「立」が追加される。)
  • 1909年(明治42年)4月 - 熊本県立中学済々黌から分離し、「熊本県立天草中学校」として独立。校旗を制定。
  • 1919年(大正8年)5月 - 三綱領を制定。        
  • 1936年昭和11年)
    • 4月 - 奨学会の設置で、補修科を創設。
    • 5月 - 本館、特別教室、寄宿舎が完成。   
  • 1943年(昭和18年)4月 - 中学校令施行により、修業年限を4年とする。  
  • 1945年(昭和20年)12月 - 天草中学校校友会(生徒会)を組織。
  • 1947年(昭和22年)4月 - 学制改革の特別措置として、併設中学校を設置し、旧制中学校の2・3年生を収容。
  • 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革により、「熊本県立天草高等学校」(男子校)と改称。本渡第二中学校[4]を併置。
  • 1949年(昭和24年)3月 - 併設中学校を廃止。
高等女学校
  • 1912年(大正元年)10月 - 「私立天草養正女学校」設立が認可。
  • 1913年(大正2年)4月 - 授業を開始。     
  • 1915年(大正4年)4月 - 「私立天草養正実科高等女学校」と改称し、本科の修業年限を4年、定員を200名とする。
  • 1920年(大正9年)4月 - 「熊本県天草郡立養正実科高等女学校」と改称。
  • 1921年(大正10年)4月 - 「熊本県立天草高等女学校」と改称。
  • 1923年(大正12年)4月 - 「熊本県立本渡高等女学校」と改称。
  • 1931年(昭和6年)
    • 2月 - 学校訓を制定。
    • 7月 - 校歌を制定    
  • 1947年(昭和22年)4月 - 学制改革の特別措置として、併設中学校を設置し、高等女学校の2・3年生を収容。
  • 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革により、「熊本県立天草女子高等学校」と改称。定時制課程、本渡第一中学校[4]、牛深分校(夜間部定時制)を併置。
  • 1949年(昭和24年)3月 - 併設中学校を廃止。
新制高等学校(男女共学)
  • 1949年(昭和24年)4月 - 天草高等学校(男子校)と天草女子高等学校を統合し、男女共学の「熊本県立天草高等学校」となる。
    • 本校定時制(夜間部)、牛深分校(定時制課程昼間部)を設置。 
  • 1951年(昭和26年)4月 - 牛深分校が分離し、熊本県立牛深高等学校として独立。  
  • 1964年(昭和39年)4月 - 倉岳分校を設置。
  • 1971年(昭和46年)4月 - 倉岳分校が分離し、熊本県立倉岳高等学校として独立。  
  • 1972年(昭和47年)4月 - 高浜分校、有明分校を設置。
  • 1974年(昭和49年)4月 - 高浜分校と有明分校が分離し、それぞれ熊本県立天草西高等学校、熊本県立天草東高等学校として独立。   
  • 1991年(平成3年)9月 - セミナリオ「南風舎」を開舎。   
  • 2001年(平成13年)4月 - 熊本県立天草西高等学校を分校化し、天草西校と改称。
  • 2009年(平成21年)4月 - 熊本県立倉岳高等学校を分校化し、倉岳校と改称。
  • 2013年(平成25年)4月 - 天草西校の募集を停止。
  • 2015年(平成27年)4月 - 天草西校を廃止。

学校行事

3学期制

全日制課程
1学期
  • 4月 - 入学式、対面式、育友会(PTA)総会、天草地区高校体育大会
  • 5月 - 体育大会、中間考査、教育実習、県高総体、県高校総合文化祭
  • 6月 - 新体力テスト、新生徒会役員選出
  • 7月 - 期末考査、クラスマッチ、心肺蘇生法・AED講習会、体験入学、夏課外(補習)、安全教育講演会
  • 8月 - 夏期課外(補習)、卒業生講話
2学期
  • 9月 - 実力考査、進路講演会
  • 10月 - 中間考査、文化祭
  • 11月 - 芸術鑑賞会、防消火訓練
  • 12月 - 期末考査、3年学年末考査、職業別講演会、クラスマッチ
3学期
  • 1月 - 修学旅行、3年大学入学共通テスト
  • 2月 - 校内マラソン大会、1・2年学年末考査、校内百人一首大会
  • 3月 - 卒業式、クラスマッチ
定時制課程
1学期
  • 4月 - 入学式、対面式、新入生歓迎行事
  • 6月 - 定通体育大会
  • 7月 - クラスマッチ
2学期
  • 10月 - 定通文化大会、文化祭、卒業生講話
  • 12月 - クラスマッチ
3学期
  • 2月 - 予餞会
  • 3月 - 卒業式

部活動

定時制課程

交通アクセス

最寄りのバス停
最寄りの道路

周辺

著名な出身者

脚注

  1. ^ a b 入試要項(PDF) - 熊本県立天草高等学校ウェブサイト
  2. ^ 現・熊本県立済々黌高等学校
  3. ^ 黌(こう)とは学校のこと。「天草分校」という意味。
  4. ^ a b 1947年(昭和22年)4月に、組合立本渡中学校として開校した新制中学校。新制高等学校発足と同時に中学校を分割し、天草女子高校に本渡第一中学校、天草高校に本渡第二中学校が設置された。1949年(昭和24年)4月に再び2校が統合され、本渡中学校となった。

関連項目

外部リンク