滋賀県立総合病院(しがけんりつそうごうびょういん)は、滋賀県守山市にある県立病院である。昭和45年12月に「滋賀県立成人病センター」として開設され、平成30年1月に現名称に変更された。臨床研修病院、滋賀県の都道府県がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院などの指定を受ける。隣接して滋賀県立総合保健専門学校、滋賀県立小児保健医療センター、滋賀県立守山養護学校、近隣に済生会守山市民病院が立地し、本院を中心に医療ゾーンを形成している。
業務内容
滋賀県病院事業の設置等に関する条例(昭和51年3月30日滋賀県条例第18号)別表第1に掲げられる業務内容は以下のとおりである。
- 疾病の予防に関すること。
- 疾病の専門的医療に関すること。
- 疾病の専門的健康相談および保健指導に関すること。
- 疾病の調査研究に関すること。
- 疾病の教育研修に関すること。
- 専門的リハビリテーション医療に関すること。
沿革
診療科
- 血液内科
- 腫瘍内科
- 糖尿病・内分泌内科
- 老年内科
- 免疫内科
- 脳神経内科
- 循環器内科
- 腎臓内科
- 消化器内科
- 呼吸器内科
- 総合内科
- 外科
- 乳腺外科
- 整形外科
- 形成外科
- 脳神経外科
- 呼吸器外科
- 心臓血管外科
- 泌尿器科
- 婦人科
- 眼科
- 耳鼻いんこう科
- 皮膚科
- 麻酔科
- 放射線診断科
- 放射線治療科
- 緩和ケア科
- 歯科口腔外科
- リハビリテーション科
- 病理診断科
医療機関の指定・認定
(下表の出典[6])
交通アクセス
不祥事・医療ミス・医療事故
- 2019年10月2日(発表日) - 男性患者3人(50代、70代、80代)がCT検査で「がんの疑い」と記載されていたのにもかかわらず、それぞれの主治医がそれを見落とす医療ミスがあった。このミスにより治療が遅れる結果となった。80代の男性患者は2019年4月に死亡。他の2人の男性患者は当院で治療を受けている。80代男性患者の死亡について病院側は外部有識者の意見を踏まえた上で「高齢や肥満などの因子もあり、治療の遅れが死亡につながったと評価するのは困難だ」とした[8]。
- 2020年3月10日(発表日) - 2014年に脚の不調で循環器内科を受診した男性患者(60代)がCT検査を受け、検査を担当した医師ががんの疑いがあると診断し、画像診断報告書に「膀胱がんの疑いがある」と記載したが、主治医が見落とす医療ミスが起こった。男性患者は2015年、体調を崩し当院の泌尿器科を受診。そこでがんが見つかった。医療ミスにより、治療が10カ月遅れる結果となってしまった。男性患者は、2017年、膀胱がんにより死亡[9]。
出典
参考文献
- 守山市誌編さん委員会『守山市誌 歴史編』守山市、2006年3月31日。
外部リンク