浦渡神社
浦渡神社(うらとじんじゃ)は、愛媛県新居浜市にある神社である。旧社格は郷社。神紋は折敷に揺り三。 祭神大山祇命(おほやまつみのみこと)を主祭神とし、大雷命(おほいかづちのみこと)、高龗命(たかおかみのみこと)、天津甕星命(あまつみかほしのみこと)を配祀する。 概要神社は閑静な住宅街にあって、国道11号と新居浜バイパスに挟まれている。 浦渡の森は大榊、老松、古桜など繁茂し、境内中央の鳴鐘泉(なるかねいずみ)から清水が湧出して、一幅の画を成すかのようである。 春祭には地元中学校である新居浜市立泉川中学校の創立記念奉納相撲大会が行われる。これは中学校の年初のクラスマッチと位置づけられている。 また高柳泉公園とも隣接しており、この公園は新居浜三名園の一つである。 毎年秋の新居浜太鼓祭り(10月16日 - 18日)では、神社のある上部地区の太鼓台のうち上泉連合太鼓台・下泉太鼓台・松木坂井太鼓台・喜光地太鼓台・瀬戸寿子供太鼓台・喜光地東新山子供太鼓台が集合し、宮出・宮入・かきくらべを行い、多くの見物客で賑わう。 由緒勧請の時代は未詳であるが、大和の時代から神社があったと伝えられる。伊予温故録には「越知郡大三島の内浦渡神社を勧請した。大三島大山祇神社はもと浦渡神社と称し、瀬戸村に在った云々」[注釈 1]とある。 社名式によれば「但馬国気多郡雷神社、山城国愛宕郡貴船神社、伊予国越智郡大山祇神社」とあり、予陽郡邑古考抄の菅公巡回記には「関を越え、新居郡船木明神及泉川浦渡の神より櫟津(いちいづ)の神、神戸磯宮に幣を奉り云々」とあって、讃岐守菅公の幣を奉って参拝の神社であり、大同三年(808)の棟札もある。 河野家代々の尊崇が篤く、金子備後守、松木三河守、藤田大隅守の社殿築造があり、建武、観応の頃には繁栄の社であったと云う。 天正の陣で兵火に罹り、社殿宝物など焼失したが、後に、今の社殿を文久二年(1862)に再建した。部落別に選出された選手による相撲大会が4月15日におこなわれていました。昭和8年(1933)ごろ、時の陸軍大将荒木貞夫閣下が来新された機会に、十河信二国鉄総裁のお世話により、荒木大将直筆の優勝旗が寄贈され、その優勝旗を獲得しようと各部落が競い合いました。戦後その優勝旗がどうなったかは知る由もありません。 境内
境内社
年中行事
交通案内国道11号線の国領川橋の西側の最初の信号交差点を北へ約500m。かつて当社の別当寺であった隆徳寺に隣接している。行事の無いときは境内左側に数台駐車可。 周辺の神社
脚注注釈出典 |
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