法然院
法然院(ほうねんいん)は、京都市左京区鹿ヶ谷にある浄土宗系単立の寺院。山号は善気山。本尊は阿弥陀如来。元は浄土宗であったが独立し、現在は単立宗教法人である。正式名は「善気山法然院萬無教寺」と号する。別称には「本山獅子谷法然院」がある[1]。現在、寺の一部を定期的に講演会やコンサートなどを催す場として開放している。 歴史寺の起こりは鎌倉時代に法然が弟子たちと共に六時礼讃行を修した草庵に由来するという。 江戸時代の延宝8年(1680年)に、知恩院の38世である萬無が法然ゆかりの地に念仏道場を建てることを発願し、門弟の忍澂と共に再興したとされる。 元は浄土宗内の独立した一本山であったが、1953年(昭和28年)に浄土宗より独立し、単立宗教法人となる。 1984年(昭和59年)に就任した現貫主は31世の梶田真章(かじたしんしょう)。父親の前貫主橋本峰雄は、神戸大学教授を務めた哲学者である。 哲学の道近くという立地も関係して、春秋の観光シーズンには大勢の参拝者がある。 境内
文化財重要文化財
所在地・アクセス
境内の拝観は無料であり、6時から16時の拝観時間には、自由に境内を参観できる。 通常は本堂等の建物内は非公開である。建物内の有料一般公開が年2回行われる。春の一般公開が4月1日から7日まで、秋の一般公開が11月1日から7日である。その間は大学の古美術部などの学生ガイドが常駐する。陶器や民芸品などの展示即売会などが行われることもあり、その際は庫裏の建物内に無料で入ることができる他、講堂は現在は貸しギャラリーとなっており、小規模な写真展や絵画展などの各種展覧会が入場無料で開催されることがある。 脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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