大分県出身[1]、1967年東京医科歯科大学歯学部卒業。同学大学院歯学研究科へ進み、1971年歯学博士。論文の題は「Causal factors for interdental spaces in the canine regions of infantile twins (双生児による乳歯列犬歯部の歯間空隙の成因に関する研究)」であった[3]。同年、東京医科歯科大学の歯学部小児歯科に入局すると、1973年にはアメリカへ研究留学し、米国国立衛生研究所 (NIH) において客員研究員として滞在。再び母校の小児歯科に戻り、講師になるのは1976年である。
科研費研究では卵黄嚢に見られる胎盤機能の解析[7]など発現の基礎に分子生物学的に注目し、顔面形態形成をテーマに「哺乳類胎仔の顔面形態形成における oncogene の発現」[注釈 1]から研究を展開、「Cranial anomaly of homozygous rSey rat is associated with a defect in the migration pathway of midbrain crest cells」(仮訳:ホモ接合型rSeyラットの頭蓋異常と、頭部神経堤細胞の遊走経路の欠陥の関連)[12][13]、「哺乳類頭部神経堤細胞の移動開始から歯・骨・軟骨形成までを解析する長期培養系の開発」[14]を経て「哺乳類頭部神経堤細胞の分離法の開発と頭蓋顔面部の組織再生への応用」[15]に至るまで25件超に参加もしくは主催している。
森尾郁子、鶴田潤、江藤一洋「歯学教育モデル・コア・カリキュラム : その意義と課題」『日本歯科医学教育学会雑誌 = Journal of Japanese Association for Dental Education』第18巻第1号、2002年12月、43-46頁、ISSN0914-5133、NAID10010086883。
森尾郁子、鶴田潤、魚島勝美、谷口弘江、江藤一洋「欧州の歯科医学教育の動向 : 教育の質の向上を目指すプロジェクトの背景と概略」『日本歯科医学教育学会雑誌 = Journal of Japanese Association for Dental Education』第20巻第2号、2005年3月、405-411頁、ISSN0914-5133、NAID10015591009。
江藤一洋、森尾郁子「歯科医学教育の国内標準化と国際化への対応」『日本歯科医学教育学会雑誌 = Journal of Japanese Association for Dental Education』第21巻第3号、2005年12月、219-224頁、ISSN0914-5133、NAID10017098448。
江藤一洋「歯科医学教育の使命と本学会の役割」『日本歯科医学教育学会雑誌 = Journal of Japanese Association for Dental Education』第21巻、2006年6月、vi-viii、ISSN0914-5133、NAID10020298535。
OSUMI-YAMASHITA, Noriko; KURATANI, Shigeru (倉谷滋); NINOMIYA, Youichirou; AOKI, Kaori; ISEKI, Sachiko (井関 祥子); CHAREONVIT, Suconta; DOI, Hirofumi (土居洋文); FUJIWARA, Michio et al. (1997年2月). “Cranial anomaly of homozygous rSey rat is associated with a defect in the migration pathway of midbrain crest cells (仮訳:ホモ接合型rSeyラットの頭蓋異常と、頭部神経堤細胞の遊走経路の欠陥の関連)”. Development, Growth & Differentiation (Japanese Society of Developmental Biologists (日本発生生物学会)) 39 (1). ISSN0012-1592. NAID10008761368.
Eto, Kazuhiro; Osumi, Noriko (2003). “Whole embryo culture and the study of post implantation mammalian development”. Development, Growth & Differentiation37. doi:10.1046/j.1440-169X.1995.t01-1-00001.x..