森健一 (エンジニア)
森 健一(もり けんいち、1938年9月28日[1] - )は、日本のコンピュータ科学者、技術者。工学博士(東京大学、1970年)。日本初の商品化されたワードプロセッサである東芝「JW-10」開発のグループリーダーなどの業績がある。 経歴1938年(昭和13年)、東京生まれ。1957年、麻布高等学校卒。1962年、東京大学工学部応用物理学科を卒業。東京芝浦電気株式会社(現:東芝)に入社。同社の中央研究所(後の総合研究所)で文字認識の研究に従事。1967年、郵政省からの委託研究である「自動手書き郵便番号読み取り装置」を開発した。 続いて、自然言語処理の応用として見込みのある商品として日本語ワードプロセッサに着目。天野真家・河田勉・武田公人らからなる研究チームを率いた。同チームによるかな漢字変換他いくつかのキーポイントとなる発明により、1978年、JW-10は商品化された。 年譜1971年 - 東京大学より工学博士「手書文字認識方式の研究」[2]。 東芝の情報システム研究所長、取締役パーソナル情報機器事業本部長、常務取締役を歴任し、1999年(平成11年)、テック(現:東芝テック)株式会社取締役社長に就任。2003年(平成15年)相談役。 2004年(平成16年)、東京理科大学専門職大学院教授に着任。 2006年(平成18年度)、文化功労者として顕彰された。 2007年より、早稲田大学高等研究所 諮問委員会委員。 科学技術振興機構研究主監も務める。 受賞著書
脚注
外部リンク
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